55 柿沼友哉 捕手 31歳 年俸1500万円
【2024年成績】 3試合 3打数 0得点 0安打 打率.000 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 0四死球 2三振 得点圏打率.000
一時期は田村を脅かす、とまではいかずとも第二捕手を手にしかけた柿沼ですが、すっかりと影が薄くなってしまいました。
ぞろ目の配慮はしてもらったにしてもソトに背番号を奪われて、今季は僅か3試合でほぼキャリアローです。
故障者続出で加藤匠をもらわないといけなかったほどの状況から気が付けばすっかりと捕手の頭数が増えて、もう来季に32歳は捕手最年長、育成枠選手時代を含めれば節目の10年目を前に平沢の移籍で同期入団は誰もいなくなってしまい、唯一の生き残りとして意地を見せる柿沼であってくれよと願います。
柿八年のはずが
しかし現実は厳しいです。
佐藤の台頭は柿沼にとって別世界、関係が無いようにも思えてそれよりも松川が降ってきたことに加えての寺地の加入でしょう。
二軍の正捕手を寺地に奪われて続くのが松川、そして柿沼と植田が並んで来季は富山の出番も増えそうな流れです。
昨オフの契約更改での会見で「桃栗三年"柿"八年」と色紙にしたためたのは支配下選手登録をされて8年目の今季に賭ける、そんな意気込みだったはずです。
大下の捕手チャレンジで第三捕手の枠が埋まってしまった不幸はあれど、柿沼に光るものがあれば必ずしも大下でなければとの理由はありませんでした。
種市を奪われてしまえば相性での起用も無くなってしまい、スタメンマスクはゼロ、打席は交流戦での代打という柿沼らしからぬそれが全てを物語っています。
頑張ろう
武器だった強肩も聞かれなくなって、佐藤二朗的な雰囲気は癒やしになっても大下のような表に出る元気も無く、そして打てないとなるとどうにもなりません。
それは本人も分かっていて打撃フォームの改造は腰を落として岡か種田かというそれがプラスになったのかは分かりませんが二軍での.254は寺地を置いておけば松川よりも植田よりも打っていて、しかし一軍では3打席2三振が柿沼の限界を突き付けられたように思えます。
そうなれば他球団での活路を、そんなありがちな発想もこのドラフトでほとんど指名されなかったように球界として捕手は安定期に入りつつあって例えば現役ドラフトにリストアップされたとしてもニーズがあったかどうか、200試合近い実績がある柿沼でも簡単な話ではないでしょう。
とは言え何かあったら頼りになる存在ではあって長寿命の捕手でもありますし、枠の問題が無ければ何だかんだ生き残れそう、そのためにも来季の一軍が1試合であっても9年連続の実績を作りたく頑張ろう、江村も13年のプロ生活でそれを超えられる柿沼であれば後顧の憂いが無くなります。
大幅ダウンを食らった
【オリオン村査定】 1500万円 → 1400万円 (▼7%)
一軍がほぼゼロだったことで限度額いっぱいを考えなくもなかったですが、二軍ではそこそこなのとベテランとしての存在感と言いますか若手投手へのアドバイスはきっとやってくれているだろうと、そんな思い込みもあって微減に留めました。
しかし球団の査定は20%ダウンとかなりシビアで思っていたのと違う、うん、来季はかなり重要なシーズンになりそうです。
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