20 東條大樹 投手 33歳 年俸5000万円
【2024年成績】】 E 27試合 2勝3敗0S 防御率4.40 45回 50被安打 2被本塁打 10与四球 0与死球 30奪三振
初めて一軍登板が無く、そして10年目を迎えることなくユニフォームを脱ぐ東條です。
もちろん今後にどこぞから声がかかる可能性もありますがトライアウトに参加した時点で負け戦に思えて、年齢的にもかなり苦しいでしょう。
気が付けば同期はもう平沢、育成枠の柿沼しか残っておらず、その中では貢献してくれた東條ですが206試合6勝5敗1セーブの58ホールドで幕を降ろします。
先発転向
吉井監督の先発構想がそもそも東條の終わりの始まりでした。
タイプ的にもリリーフでこそ活きる東條を先発で使わざるをえない、それはチーム状況より東條の現状を鑑みてのものだったのでしょう。
あるいはリリーフ専だったカスティーヨを先発で開花させたように何か思うところがあったのか、しかし東條がその思惑に付いてこれません。
練習試合での初登板で先発して1回2安打1被弾2失点、さらには左脇腹を痛めての左外腹斜筋損傷は運動復帰までは4~6週間の診断と蹴躓きました。
長引かせず4月下旬に二軍戦で復帰しましたがやはり出遅れた唐川とは違って必ずしも先発オンリーではなく、登板数と投球回を見れば分かるとおりリリーフでの登板も少なくなく要は中途半端、一軍を目指すというよりは二軍の穴埋め的な存在にも見えたのが正直なところです。
最後まで呼ばれず
何度か二軍戦で見ましたがストレートの数字は出ていてスライダーはえぐい曲がり方をしていて、しかし全体的なまとまりと言いますか抑えと言いますか、抜けたストレートに曲がりすぎるスライダーで捉えられたら軽々飛んでいく、こりゃきついな、推しづらいな、そんな印象でした。
それでも二年目のジンクスの山で余裕が無いリリーフ陣にどこかで呼ばれるかとも思いましたが、最後まで一軍でその名前を見ることが無かったことで戦力外通告は必至、昨オフの契約更改で「年齢が年齢なので、活躍できなかったらすぐ終わり」との自覚があって本人も覚悟をしていたのではないかと、諦めずにトライアウトにチャレンジは次の職の提示が無かったのか踏ん切りが付かなかったのか、そのあたりは不明です。
幸あれ
【オリオン村査定】 5000万円 → 戦力外通告 ※10/6に戦力外通告
もう少し若いか年俸が安ければあと一年と考えなくもなく、それか枠に余裕があれば大幅減俸の上でという選択肢もあったように思います。
しかしその全てが東條には逆風で吉井コーチに買われているようでそうでもない、吉井監督に買われているようでそうでもない、引っ張り上げられたと思ったら放置されての繰り返しでロッテのユニフォームを脱ぐことになった東條に幸あれ、第二の人生を頑張ってください。
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