13 平沢大河 内野手 27歳 年俸2000万円
【2024年成績】 E 96試合 213打数 44得点 46安打 打率.216 10二塁打 2三塁打 2本塁打 19打点 5盗塁 59四死球 45三振
いよいよ苦しくなってきました。
3年ぶりに一軍出場ゼロで二軍も投高打低に蝕まれているにしてもこの成績では昇格できる要素が皆無で、二軍では打てるんだけどなぁなんて言っているうちにそれすらできなくなるというありがちなパターンは本人に精神的な諦めのようなものが生まれていてもおかしくありません。
この延長線上での来季に劇的な変化があるとは考えづらく、ニーズがあるうちに、あるかは分かりませんが、環境を変えるがよいように思えます。
中途半端
結果的には二軍が試合をやるための要員でしかありませんでした。
ようやく「今はずっと外野でやってるので外野で(レギュラー)っていう気持ちが強い。ポジションも大事だけどまずはバッティングで結果を残したい」と踏ん切りを付けたのに、そうすべきとずっと主張してきて喜んだのに、しかし蓋を開ければ内外野をフラフラです。
その外野での出場が35試合で最多ではあれ全体の半分にも至らずセカンドが23、サードが14、もう脱力でしかないショートとファーストがそれぞれ5となればユーティリティーと聞こえはよくも勝負する場所が無いのが現実でしょう、ベンチに定見があるとはとても思えません。
鎌ケ谷で見た限りではエラーはあれど内野でもそれなりにこなしていましたがセンターを守っていたときの動きに比べれば劣って、プロで初めて守ったとは思えないセンスを活かしきれなかったのがもったいなく、それこそ愛斗ではなく平沢でもいいんじゃないかと思ったほどです。
代走が務まる脚力もあってしかしそういった役割で一軍が見えるかと問われればこれまた難しい、昨秋は宮崎キャプテンを拝命してそこそこ引っ張り上げられましたが応えられずもう見切られた感があって、昨オフもそうで佐々木千に負けただけかもしれませんがこのオフも現役ドラフトが本人のためでもあるでしょう。
打てない
詰まるところ打てませんでした。
そこそこ打席をもらった昨季も1割台でしたし通算でも2割に届かず、これでは現役ドラフトの相棒が例えば二木だったらまだ二木となってしまいそう、どっちもあれなんで安い方になるってのはあるかもしれませんが、そういう意味で今季の体たらくが痛すぎます。
手を抜いているわけではなくむしろ真面目で練習熱心で石垣島ではいつも遅くまで練習をしていて、サブロー二軍監督の指示で筋肉量を増やすウエイトをやったり福浦ヘッドの逆方向を意識したりと言われるがままに感が無いわけではありませんがやることはやっているだけに現状が哀しすぎます。
吉井監督からも「科学的な目を入れて分析したら」とのアドバイスは裏を返せば感性で野球をやっていると言われたも同然で、そうやって目をかけて声をかけてもらっているうちが花、シーズンに入って以降はそういった記事を見ることはありませんでした。
平沢にとってここ数年の最大の武器である粘り、選球眼がまだ死んでいないのが辛うじての救いで、この低打率でも規定打席に届いていなくてもリーグ最多の59四球で出塁率は4割に近く、そこを他球団がどう見てどう評価しているか、評価していてくれ、そう願わずにはいられません。
節目の10年目へ
【オリオン村査定】 2000万円 → 戦力外通告
推している選手ではありますが、枠が足りませんしロッテでの居場所はもう無いように思えて肩を叩きました。
ただ現場はともかく大盤振る舞いをしたつもりがそれを上回る昇給だった昨オフのように球団は手放すつもりが無いのかもしれず、現役ドラフトでもトレードでも肩叩きなんてとんでもない、そうであれば15~20%程度のダウン査定でそれでもさすがにラストチャンスの来季となりそうです。
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