0 荻野貴司 外野手 39歳 年俸9000万円
【2024年成績】 80試合 197打数 25得点 55安打 打率.279 6二塁打 1三塁打 1本塁打 15打点 0盗塁 12四死球 15三振 得点圏打率.250
試合数は増やしながらもそれ以外はほぼ昨季並みだった荻野です。
久しく無かった年中行事も7月上旬に右足腓腹筋筋損傷で3週間弱の中休みがあって、そうでなくても角中とともに休み休みの起用でした。
いつまでもベテラン、しかも超ベテラン頼みというわけにもいかず酷暑の屋外ゲームで使い続ける無理もあって、せっかく調子が上がっているときのそれにモヤモヤするところが無かったわけではありませんでしたが真っ当と言えば真っ当な判断だったのでしょう。
来季はいよいよ40代に突入してどこまでそれを伸ばせるか、哀しいかな故障者やら伸び悩みやらで荻野に出番はありそうですがそういった外的要因ではなく荻野らしいプレーでそれを勝ち取って欲しい、まだまだやれる、ロッテファンはそう信じています。
盗塁がゼロ
とは言え寄る年波が見えたのは確かなシーズンでした。
負荷軽減の施策の一つだったとしても守備固めを使われるケースも多く、さらには代走を出される荻野なんてのがそれを象徴しています。
積み重ねてきた盗塁も初のゼロで終わって、ただ代走もそうですが吉井監督になって昨季も1個でしたし走らない野球に潰された感が無くもないです。
守りも不安があると言うよりは走り回ることでの疲労に配慮したといった感じで、見ているこちらもそうですが本人ももっとやれると思っているかもしれません。
春ダッシュが必須
しかし来季も吉井政権となると起用法に大きな変化は無いでしょう。
そうなればバッティングで存在感を示すしかなく、そういう意味ではまだ暑くも暦的な秋口の頑張りは目を見張るものがありました。
9月の月間打率は4割を大きく超えて出塁率は5割を超えて、そこは吉井監督らしくはあるのですがクリーンアップを任されるなど大活躍です。
これをここまでではなくてもシーズンを通して高いレベルを維持できるか、見方によっては帳尻合わせで8月は1割台でしたし5月半ばにはトータルで2割を切るなど衰えが垣間見えたのも実際のところで、高部が間に合って西川が期待どおりで山口が持ち直すとエンジンのかかりが遅いようであれば終わりの始まりもありえるだけに春ダッシュ、都城で始まるでしょうが早い段階で一軍に合流してオープン戦で結果を残して開幕一軍でのロケットスタートが必須となります。
春ダッシュが必須
【オリオン村査定】 9000万円 → 8000万円(▼11%)
昨オフはもっと大幅ダウンを査定しましたが実際にはそこまでではなく、しかし出場数を考えれば功労者であっても現状維持は難しいだろうと率ではなく金額が同じダウン査定、昨オフも今オフも1000万円、合わせ技での20%ダウンとしました。
それでもギリでBランクに留まりそう、もう気にする必要がある年俸ランクではありませんがロッテに欠かせない存在である証左です。
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