33 八木彬 投手 26歳 年俸1300万円
【2023年成績】 3試合 0勝0敗0S 防御率18.00 3回 9被安打 1被本塁打 2与四球 0与死球 2奪三振 被打率.529
期待ハズレというところでは、同期同い年の廣畑をはるかに超えた八木です。
それは廣畑より八木に期待をしていたからで、昨季も廣畑なら八木を投げさせろとの思いが強くて指名巡目の悲哀だと見ていました。
よって二年目のジンクスはあれど一軍のリリーフ陣に食い込んでくれるだろうと、しかしそれ以前に行方不明が長く、やはり大卒社会人でもう来季が27歳となれば待ったなしの崖っぷちで肩を叩かれるか現役ドラフトか、何らかの爪痕を残さなければ避けられそうもありません。
課題が課題のまま
例によっての情報統制で箇所は不明ながらも、何らかの故障を抱えていたのは間違いないでしょう。
石垣島ではいきなりリハビリ組に入って以降は出たり入ったり、オープン戦はおろか練習試合でも1球も投げなければどうにもなりません。
復帰は5月下旬に入ってからでそこからも投げたり投げなかったりで、それでも交流戦で一軍に昇格するも投げては失点で箸にも棒にもかからない被打率5割超には笑うしかなく、そこそこストレートに数字が出ていて肩肘への不安は感じさせなかったもののここまでボロボロは逆にそれが懸念材料かもしれません。
分母が小さいためあまり参考にはならずも左打者に7打数5安打2四球と課題は課題のままに、結果に成長の跡が見られなかったシーズンでした。
和歌山ブームに乗れ
二軍では防御率3点台前半と物足りなくはあれどダメダメだったわけでもなく、とにかく体調万全がまずの目標です。
昨オフは登板数倍増を掲げてシーズン後半の失速対策として自主トレでランニングが多い益田塾に参加しましたが、その成果を試すこともできませんでした。
それでも八木には期待をしたい、見るからに馬力がありそうで過負荷気味かつ老齢化が進むリリーフ陣に貴重な右腕です。
八戸学院光星に東北福祉大とすっかり東北の人だと思っていましたがさりげなく和歌山出身で、吉井監督、益田、西村、東妻のブームに乗り遅れました。
来季はその和歌山閥に入り込みたい、背番号を受け継いだ南が一番に輝いたのは27歳のシーズンです。
取り戻せ
【オリオン村査定】 1300万円 → 1200万円 (▼8%)
昨オフが思っていたより昇給しなかったため、甘いかと思いつつ微減としました。
球団の200万円ダウンも妥当なラインで、長い目で見やすくもあり例えばトレードだったり現役ドラフトだったり出しやすくもあり、そこは微妙なところです。
しかし結果を残しさえすれば以前では想像できないアップとなるのは周りを見れば明らか、それを示すしかありません。