2023年通信簿 130 黒川凱星

130 黒川凱星 内野手 19歳 年俸230万円

【2023年成績】 E 18試合 21打数 1得点 0安打 打率.000 0二塁打 0三塁打 0本塁打 0打点 0盗塁 4四死球 10三振

池田に続く2人目のマリーンズジュニア出身である黒川は、しかしヒットの1本も打てませんでした。
ドラフトのときの調査書はロッテからしか無かったらしいため高校は学法石川ながら千葉市出身の地元枠、この成績では縁故採用と言われてしまいそうです。
もっと出場数を増やさなければスタートラインにすら立てない、健全な成績は健全な肉体に宿ります。

見え隠れ・・・

そう、金田もちょこちょこと所在不明となりましたが、黒川のそれは半端なかったです。
楽天猿との初戦にデビューするなど金田、勝又とその扱いはほぼ横一線で、例によって内容不明ながらどこぞを痛めるなどしていなければここまで出番に差があったとも思えないだけに、そういう意味では絶好のチャンスを逃した形にもなってしまいました。
教育リーグではそこそこ使われてしかし開幕してすぐに姿を消してプロ初出場はやっと5月上旬、その後もモグラ叩きのように見え隠れを繰り返します。
大型化が目立ったドラフトでそれが問題にはならない友杉を除けば唯一の170センチ台、まだプロで働ける体幹には遠いのかもしれません。

子どもたちの憧れに

よってあまり多くのプレーを見ることはできていませんが、動きにこれといった特徴は感じられませんでした。
178センチですから小柄というわけではありませんがその手のタイプに求めがちな脚力に目立ったものは無さそうで、守備もまあ普通、肩はそこそこっぽいですがスローイングの際によいしょみたいな構え投げで少し間隔が空くのが気にはなります。
肝心のバッティングは打ちたい意識が強いのかガッチガチ、ただその前向きさが勝又とはまた違った、不器用さの象徴のような2死球にどこかほっこりとしてしまって応援したくなるのは童顔も手伝って、試合に出られさえすれば人気は出てくるでしょう。
入寮の際にレプリカユニを持ち込んだ生粋のロッテファン、黒川の背番号を背負う子ども達を増やすのが黒川の目標でもあります。

追い付け追い越せ

【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%)

目先はまず金田、勝又に追い付くことです。
ショートを守ったことはなくセカンドがメインで毛色が違い、宮崎ではレフトを守るなどやや扱いに差が出つつあるのが気掛かりではありますがそれも足掛かりと前向きに、まだ二軍レベルの差は年俸にも顕れませんからいくらでも埋められます。

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