2022年通信簿 65 古谷拓郎

65 古谷拓郎 投手 22歳 年俸480万円

【2022年成績】 E 3試合 1勝1敗0S 防御率3.60 15回 17被安打 1被本塁打 11与四球 2与死球 3奪三振

奇しくも61から64まで育成枠出身の選手が並んだ流れで背番号65の古谷は、逆に戦力外通告をされて来季は3桁の背番号での再スタートです。
投手陣ではプロスペクト筆頭として雨古谷とも話題となった一昨年を頂点に昨季、そして今季と見事なまでの転落となってしまいました。
そもそもが3試合しか投げられずどこが悪いのか何が悪いのか、そのうちに手術のお知らせを目にすることになるのか、気が付けばもう5年目は土俵際です。

投げる以前の問題

開幕早々に見た古谷はとりあえず無事を確認できただけでよしとしたのですが、そこからブッツリと消息を絶ちました。
とりあえずストレートは数字が出ていましたから肩だの肘だのでは無さそうだとは思いつつも抜けたボールが目立ちコントロールに苦しんでいたのがそのままに、教育リーグでもそうでしたしこの試合でもそう、そうなればやはり肩肘のどこかに不安を抱えているのでしょう。
それとも下半身でそれで上体だけ指先だけのピッチングとなって上ずってしまっているのか、ここまで長引くとイヤな感じしかありません。
どうあれ春季キャンプ直前に平沢の濃厚接触者としての離脱も数日で合流、そして順調に実戦で投げていただけにこの一年があまりに残念すぎます。
育成枠契約に際して「ゼロから身体を作り上げて万全の状態でマウンドで戦えるように」と投げる以前の問題である厳しい現実が、その哀しさを増していきます。

振り返りがあってよい

松永を除いて大嶺や高濱がそうだったように背番号はキープされず65は同期同い年の土居の背に、新たな古谷を作り上げていくしかありません。
プロ入り後に球速を上乗せしてそれこそ150キロを狙えるまでにきましたから、地元出身でもありファンの期待は高いです。
下位指名からの高卒投手の這い上がり、この流れが断たれないよう古谷には復帰を心待ちにしていますししかし一方で故障者が増えつつあることでルーキーイヤーにそこそこ実戦で起用しているのがいいのか悪いのか、土居も足踏みですしそのあたりの振り返りがあってよいと考えます。
そういう意味では来季以降の秋山が注目ですし懸念払拭のためには古谷の浮上が欠かせませんので、めげずに這い上がりを頑張ってください。

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2020年通信簿
2021年通信簿

【オリオン村査定】 480万円 → 480万円 (±0%) ※10/21に戦力外通告 → 11/16に育成枠契約

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