13 平沢大河 内野手 25歳 年俸1500万円
【2022年成績】 13試合 27打数 3得点 4安打 打率.148 0二塁打 0三塁打 0本塁打 3打点 1盗塁 4四死球 4三振 得点圏打率.400
3年ぶりの一軍はプロ初の開幕スタメンでサードを守りましたが、キャリアハイを目指すとの意気込みとは裏腹に尻切れトンボで終わりました。
その開幕戦での守りに続いて二戦目はバントミスを2つもやらかして、2試合とも四球を選んで先制点を導くも地味でしかしミスが派手となればどうにもならず、その後もバントを決められずにあっさりと僅かに半月ほどで浦和行きのキップを切られてしまいます。
8月に昇格して即スタメンヒットも翌日にコロナ陽性での抹消となり、その後に一軍に戻ることはありませんでした。
開幕スタメンが飛躍のきっかけになるどころか終わりの始まりのようになってしまったのはまるで澤井みたいで、期待も結果もタイプもどこか似ています。
チャンスはあった
オープン戦では積極的に練習試合から起用されて20試合で.333と活躍しての開幕戦での抜擢となりましたし、どこまで本気かは疑わしかったですが井口監督は背番号6の後継者として示唆するなどしてそれなりのチャンスはありました、ここ数年に比べれば天地の差ぐらいにです。
しかしオープン戦から合流した藤岡が1割台だったのに終わってみれば試合数こそ少ないものの打席は同じぐらいでしたので、平沢は平沢、藤岡は藤岡、結局のところ基本的な井口監督の考えに変わりは無くそしてそれを覆すことができなかったこの一年でした。
二軍で首位打者を獲るほどに数字を残しても再度に呼ばれることは無く、政権交代に快哉を叫んだかもしれません。
ただつまらないミスを重ねたのは本人の問題ですし、せっかくのチャンスを活かしきれなかった平沢の勝負弱さでもあります。
どこを守る、守れる
開幕戦での守りのミスは強い打球を処理できなかった、藤岡もそうですし鳥谷もそうでした、ショートでは正しいのかもしれませんがサードで止めるのではなく捕ろうとして体の右で処理しようとしてのそれはある意味で通過儀礼ではあるのですが出た場面が悪すぎました。
かつてほどに大丈夫かよと心配になるスローイングの荒れっぷりは無くなりましたがそれでもちょこちょこと、ショートでの15失策はイースタンダントツです。
そうこうしているうちに同い年の茶谷が好守でアピールして差を付けられて、平沢が一軍でショートを守れると思っているロッテファンは多くはないでしょう。
昨オフにショートにこだわらずどこでも、と言っていましたがこだわりを捨てきれないのがこれまででしたし、徹底できない、踏ん切れない、しかし吉井監督にフェニックスリーグのキャプテンを任されて外野も守って、ここで我を通すなりまたミスを繰り返すようであれば本当の最後となります。
だからと言って外野に活路を見出せるかと問われればセンスは感じさせましたが高部が台頭して荻野が健在で、同じ人気者であっても球団とすれば藤原>平沢でしょうし西川や山本ら若手も伸びを見せ始めて、こちらもポジションがぶら下がっているといった簡単な話ではありません。
そんな守りも大事ですがとにかく平沢には打つしかないわけで今季だって育てるつもりがあれば井口監督の辛抱がちょっと足りないところはあったにせよ打てていればもう少しは一軍にいられたでしょう、俺が取られたら俺が取り返す、それぐらいの山口チックな根性と開き直りでやっていってもらいたいです。
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