2022年通信簿 126 村山亮介

126 村山亮介 捕手 19歳 年俸230万円

【2022年成績】 E 43試合 86打数 8得点 16安打 打率.186 2二塁打 0三塁打 3本塁打 7打点 0盗塁 7四死球 36三振

ドラフトイヤーに「幕張のアジャ」と注目されて「幕張は俺もだけど」と井上が言ったとか言わないとか、村山の幕張はZOZOマリンから徒歩30分ほどに位置する幕張総合からきていて指名後は「幕張のアジャ二世」と呼ばれて井上が憧れとは入団会見での言葉でした。
しかしそこは高校生かつ育成枠4巡目がトントン拍子といくわけもなく、それでも100打席に近い出場は上出来でしょう。
閉幕間際に右肘滑膜切除およびスクリュー挿入術は聞き慣れないものですが以前からなのかプロ入り後にやってしまったのか、どうあれ来季はまず復帰です。
6ヶ月の目論見でしたが年明けの自主トレでロングティーをやっていましたので、思っていたよりも早めに戻ってこれるかもしれません。

パワーが命

魅力はその186センチ、100キロ超の体躯から放たれる長打、パワーで、その持ち味をアピールしたかったのか赤いボクシンググローブを持っての入寮でした。
当たればピンポン球のように飛んでいくがなかなか当たらない、そんなありがちなルーキーイヤーはそれでもこれだけチャンスを与えられたのはベンチの期待の顕れでしょうし、2割に届かない低打率に三振の多さはあれど16安打のうち長打5本でうち3発は打席換算で西川を上回るその片鱗です。
いきなり開幕スタメンデビューは3打席2三振でしたがとにかく振ること、それを忘れて、空振りを怖がってしまうようであれば村山が村山でなくなりますので当たれば飛ぶでいいじゃない、とにかく一芸を磨いてそれで食っていく方向性が村山にとっての近道だと考えます。

捕手か野手か

そんなデビュー戦はDHでしたしどこを守るのか、村山にとって目先の問題です。
そのDHがメインで守りでマスクを被ったのは6試合に対してファーストが16試合、DHかファーストかとなればまさにアジャ二世となります。
もちろん捕手としてやりたい気持ちもあるでしょうが実際のところどうなんだろう、肩は高校のときに二塁送球タイムが1.9秒台とされていましたが投手のMAXと同じく瞬間最大風速でそれほど多くのプレーを見ていませんが並みか並み以下といった感じでした。
何よりキャッチングが不安定でミットのブレが大きく、試合を重ねることでの上達はあるにしてもその時間を割くのは打撃としたかったりもします。
混雑するDH、ファーストですが例えば3年後には井上がいなくなるなど状況が変わるかもしれず、一軍では松川、二軍では植田に押し出されて時間を浪費するぐらいであればそれこそアジャ二世のグラブ捌きを目指してファーストで、村山に求めるのは捕手ではなく長打力、ホームランです。

【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%)

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