79 レオネス・マーティン 外野手 33歳 年俸2億円
【2021年成績】 116試合 416打数 66得点 97安打 打率.233 30二塁打 0三塁打 27本塁打 75打点 4盗塁 80四死球 132三振 得点圏打率.295
外国人選手の年俸は伝えられているとおりでないことが少なくありませんし出来高があるのかもしれませんが、2年4億は大成功のマーティンです。
30発にこそ届きませんでしたがリーグ4位ですしそもそも30発はラオウのみですからそれほど嘆くことでもなく、開幕14戦7発とロケットスタートで開幕から5カード連続アーチは6カード連続だった山内以来62年ぶり2人目、10本塁打24打点で3、4月の月間MVPも獲得しました。
そしてリーグ最速10号は1985年の落合以来36年ぶり、同じく最速20号は1989年のディアズ以来32年ぶり、10号、20号ともにリーグ最速で達成したのは1977年のリー以来44年ぶりで球団史上2人目と記録ずくめで、当然のようにファン投票、選手間投票の両方でオールスター戦に選出です。
こうなったら契約の切れる来季に落合以来のホームラン王を獲ってさらなる大型契約を目指すのみ、30発をすっ飛ばして一気に40発を見たいものです。
守れるぐらいであって欲しい
そのためにも故障を減らすのは必須です。
自打球による右足中間楔状骨骨折はアクシデント系ですが発熱による離脱もありましたし、昨季も左足の怪我が相次ぎました。
メジャーで30盗塁をしたこともあるマーティンは15本塁打が最多でしたしどちらかと言えばそっち系だったものが、ロッテで求められるのは長打とかなりの体重増によるパワーアップを図ったことで下半身に負荷がかかっているのもあるのでしょう、仕方がないところもあります。
とは言いながらもファーストの守備に難のあるレアードを考えればマーティンでDHを埋めるのはできれば避けたく、守れるぐらいにはいてもらいたいです。
安定して2割3分台の率ももう少し上乗せがあれば最高ですがそれで長打が減るのは得策ではありませんから、そこは成るようになる自然体でよいでしょう。
豪快なスイングは三振も多いですが相手バッテリーに神経を使わせて打線への貢献も大ですし、それでいて四球も多い選球眼もあります。
そこに自信があるのかジャッジにクレームを付けることが少なくないため審判の心情への懸念はありますが飽くなき闘争心によるものでしょうし、骨折からの復帰が信じられないぐらいに早いなどプレーへの前のめりは日本人選手にも見習ってもらいたく、もちろん「痛いの痒いの」とは違う意識の問題としてです。
典型的なプルヒッターで極端なシフトを敷かれて、それでいて内角高めのストレート、膝元に落ちるボールを不得手にしているのを見透かされてそこを攻められるという不思議な均衡を打ち破ることこそが来季の課題であり、そこを乗り越えればタイトルホルダーとリーグ優勝の栄誉が待っています。
【オリオン村査定】 2億円 → 2億円 (±0%) ※2年契約2年目