28 松永昂大 投手 32歳 年俸7500万円
【2020年成績】 5試合 0勝0敗0S 防御率0.00 3回1/3 3被安打 0被本塁打 3与四球 0与死球 3奪三振 被打率.250
この結果は必然だったのかもしれません。
あまりロッテでその例はありませんが他球団であればFA権を取得するシーズンの前に複数年契約を打診するケースも少なくない中で、昨季は50試合こそ切ったものの2点台半ばの防御率でリリーフ陣を支えた松永に対する提示はあまりにしょぼく、会見で1億円に達したかを聞いた記者の感覚が真っ当でしょう、全然、と淡々としていた松永に流出は避けられないだろうと思いましたし、そのためにも獅子奮迅の活躍で目に見える結果が欲しかった松永ではありました。
しかし昨季も左肘炎症、左肩痛と大事には至らずも小さな故障を繰り返し、今季もやはり左肘の違和感を訴えたこともあり無理をすることもないとモチベーションが上がらなかったとしてもおかしくはなく、ここまでの実績からすればそれでも他球団から声がかかるだろうとの自信があったのでしょう。
最後の最後に二軍で久々の実戦登板はその他球団へのアピールだったのかもしれず、しかしここまで興味を示しているところがあるとの報道はありません。
移籍は不可避か
タブロイド紙のように面白おかしく見てみればシーズン中からタンパリングで内々のオファーがあり無理を控えた、かつ即決定となれば疑われるのでタイミングを見計らっているということにもなるのでしょうが、しかしそうでなければ肘に不安のある補償が必要なBランクはハードルがかなり高いはずです。
数少ない実戦登板では抹消直前のそれは肘の状態が悪かったと差し引けば、その他は松永らしさはありましたので投げられる状態であれば貴重な中継ぎ左腕ですから争奪戦になってもおかしくはないはずで、二軍でも8試合6イニングしか投げていないことをどう評価するかによってくるでしょう。
結果的に宣言残留の形になっても涌井がそうだったように来オフに放出となるような気がしないでもなく、現場はともかく球団とすればほぼ松永が不在でも盤石だったリリーフ陣だったと、あるいは今オフにも人的補償が不要であればと金銭トレードを申し込んでくるところがあるかもしれません。
万全であれば欠かすことのできない松永ですが根拠不明ながらも里崎が意味深なことを言っていたようですし、見た目とは違ってかなりフレンドリーなことが石垣島で分かったので残念ではあるのですが、やる気の起きないチームよりは前向きになれるところで投げる松永を見てみたくはあります。
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【オリオン村査定】 7500万円 → 6750万円 (▼10%)