127 吉川悠斗 投手 19歳 年俸230万円
【2024年成績】 E 16試合 0勝1敗0S 防御率3.38 29回1/3 28被安打 0被本塁打 20与四球 1与死球 22奪三振
育成枠の高卒二年目とすれば上々でしょう、着実に登板数を増やした吉川です。
左腕のアドバンテージがあって期待もされていてオーストラリアのウインターリーグに派遣されて、そして来季は節目の三年目となります。
体作りに専念して唯一の登板で初セーブを手にした昨季のホップ、今季のステップを経て、大きなジャンプといきましょう。
暴れるジャックナイフ
たまたまかもしれませんが、ナマで見た吉川はあまり印象がよいピッチングではありませんでした。
初めて実戦登板を見たのは初夏のZOZOマリンでトルネードとまでは言いませんが打者に背中を見せる独特のフォームにこんな投手だったんだと、打者には腕の出どころが見づらそうで球速もあってしかし永島田ほどの見惚れるものではなく、タイプが違うかな、斧に対してジャックナイフといった感じです。
ただコントロールが昨季までの永島田ほどではなくも今季の永島田よりアバウトで、イニングの半分を超える与四球はさすがにしんどいでしょう。
それが理由か閉幕間際の鎌ケ谷での吉川はフォームが小さくなって球速も3~5キロほど遅くなって、ガンの性向が球場によって違うため一概に比較はできないにしてもそれでいて制球できていたわけでもなく、テイクバックが小さくてぴゅっとボールが出てくるのはそのままでしたがロッテな改造への不安があります。
先発一本
オーストラリアでもその傾向は変わらなかったようです。
ネットで拾った情報で信憑性は定かでないですが14回で8四球1死球は「外国人選手はどんどん振ってくる」のステレオタイプな見地で言えば悪化しているようにも思えて、かと言って気を使いすぎて小さくなられても困りますし、投手コーチも悩ましいところでしょう。
記事にあるとおりオーストラリアではいずれも先発で、目指す一軍登板のためには二軍での確かな実績が求められます。
年功序列
【オリオン村査定】 230万円 → 230万円 (±0%)
そんな方向性は知らなかったので現状維持としましたが、ベースアップで大幅増です。
しかし1つ先輩の田中楓や永島田が60万円アップだったのに対して吉川は50万円アップと年功序列、1つ後輩の武内が40万円アップは10万円刻みになっていて、つまりは成績や期待によるアップ査定ではないということ、来オフは実績で昇給を勝ち取りましょう。