2024年通信簿 66 澤田圭佑

66 澤田圭佑 投手 30歳 年俸1940万円

【2024年成績】 21試合 2勝1敗0S 防御率3.60 20回 22被安打 0被本塁打 8与四球 1与死球 8奪三振 被打率.286

終わってみれば二年目のジンクスにはまってしまった澤田です。
ただ西村や坂本ほどに数字が悪くもなく昨季が特異値であってキャリアで見れば平均的、よって余裕があったとは言えないブルペンにそれでいてこの程度の出番は自ら上げてしまったハードル、イメージに跳ね返されたといったところか、そこはやや気の毒ではあります。
まだ30代になったばかりで今後もリリーフ陣の中心としてやってもらわねばならず、その復活を待ちましょう。

謎の軟禁

実のところ失点したのは3試合だけでした。
開幕から8試合連続無失点は内容としても危なげなく、一呼吸置いての9試合連続無失点も結果オーライだったわけではありません。
それどころか5試合連続ホールドに白星と頼りになる存在で防御率も1点台、しかしそこから続けての3失点で抹消となりました。
すぐに戻ってくる、戻すかと思いきや閉幕間際まで浦和軟禁状態が続いて、あれは何だったんだろう、20試合以上も投げて故障とかがあったようにも思えませんし抜群ではなくも防御率3.00と調子が上がらなかったとも言えず、一軍に上げる余地が無かったこともなく、本人もモヤモヤしていそうです。

パワフル

ピッチングは引き続きパワフルでした。
数値としては140キロ台後半から150キロ台前半とそれほど目を見張るものではありませんが体全体を使って投げ込むストレートが命で、とにかくストレート、寝ても覚めてもストレート、比率は半分どころの騒ぎではなかったはずで、チームでも屈指のストレート王が澤田です。
あれだけのボールを投げられるのですからどこぞが痛いとかは無かったと思われ、組み立てとしてはそのストレートにフォーク、スライダー、チェンジアップとこれはごく普通、吉井監督のアドバイスで投げるようになったナックルカーブはそこまで投げた印象にありません。
この秋には黒木コーチらに教わりながらスライダーに手を入れたようで、それで全ての球種がよくなったなんて話もあって、有言実行を願いましょう。
プロ入り後はリリーフ専でこれまで打席に立ったことはありませんでしたが今季に野手が出払ってのプロ初打席にこれまたパワフルなスイングで空振り三振、やる気も無くバットを持っているだけの投手に比べれば見ていて面白く、また次の機会があればマン振りでプロ初ヒットとなるよう頑張ってください。

現状維持

【オリオン村査定】 1940万円 → 1940万円 (±0%)

昨季に比べれば数字が劣化しましたが昨オフに思ったほどに昇給せず安めなのと、一軍での稼働期間も登板数もほぼ変わっていないことで現状維持としました。
球団の査定も現状維持で妥当なところでしょう、西村や坂本に甘めだったのを考えればキリよく2000万円の微増でもよかったかもしれません。
来季はその西村らに少しでも近づけるよう、今季の目標に掲げて達成できなかった50試合をクリアして9244会若頭に相応しい年俸をゲットしましょう。

2023年通信簿

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