43 秋山正雲 投手 21歳 年俸560万円
【2024年成績】 E 30試合 3勝2敗0S 防御率6.12 42回2/3 51被安打 3被本塁打 18与四球 1与死球 25奪三振
ルーキーイヤーに4勝、防御率2点台前半とすぐに一軍で投げられるのではと期待された秋山は、しかし昨季、今季と右肩下がりに数字を落としました。
そしてまるで育成枠選手の規定のように3年で契約を切られて三桁での再スタート、かなり厳しい状況です。
陥落した大関でもありませんが一年で戻れるようでなければしんどい、しかし支配下選手登録枠の空きは少なく眼前には苦難の道が続いています。
ようやく・・・も
これまで鎌ケ谷で何度かベンチ入りメンバーに名前がありましたが、ことごとく雨で中止だったりノーゲームだったりと、自分との相性が悪かったです。
ようやく今季に初のナマ秋山に巡り会ってしかしもう秋口、おそらく戦力外通告が濃厚になって最後の足掻きの時期での邂逅です。
小柄な左腕ということで成田に比べてどうかという観点でずっと見たかったのですが、ルーキーイヤーはどうだったかは分からん、今は140キロ台前半と成田よりは数字が出ていたストレートでしたがそれで勝負できるほどの制球力、切れはありませんでした。
チェンジアップが上手く抜けていて空振りを奪えていましたがそれはあくまで二軍レベルでの話、一軍であのストレートだと緩急も活きてきません。
本人もそれが分かっているのか球速を上げるのを目標に掲げていましたが、残念ながら実らなかったようです。
43で花開かず
小島になれとのメッセージか43をもらってベンチの期待は高かったと思われ、練習試合にも投げていなかったのに最終盤のオープン戦に登板して1回1安打零封、だからと言ってこの結果を受けて一軍に大抜擢をされたわけでもなく、開幕前の坂本がダメダメだったことで藁にもすがる思いだったのかもしれません。
それで開幕二軍となったのは抑えはしても内容でお眼鏡にかなわなかったのでしょう、仕方ない、それが現実です。
そして大方の予想どおりに戦力外通告をされて育成枠での再契約、左腕のアドバンテージはあれどまず吉川を蹴り倒さねばなりません。
ここにも旅人
【オリオン村査定】 560万円 → 420万円 (▼25%) ※10/6に戦力外通告 → 11/18に育成枠契約
故障や手術での育成落ちなら現状維持に近い査定もありですが、よって限度額いっぱいのダウンとしました。
球団は60万円ダウンの560万円って、あれ、元は620万円だったのか、ニッカンの選手名鑑と記事とが噛み合わないのは勘弁してもらいたいです。
ともあれ今オフの契約更改での会見で「今はどういう風に投げると、どういうボールがいくかを考えながら取り組んでいます」とは調子が上がらないことでいろいろ模索するのは当然ですが、三年目を終えてのこのコメントは寂しい、ロッテには旅人が多すぎます。