124 古谷拓郎 投手 23歳 年俸480万円
【2023年成績】 E 23試合 3勝1敗0S 防御率4.24 34回 38被安打 1被本塁打 18与四球 1与死球 21奪三振
復活への道は険しい、鎌ケ谷で見た限りではそんな古谷でした。
それでも昨季に比べれば目に見える離脱が無かっただけでも前進か、そういう意味では来季が本当の意味での勝負となります。
地元出身の恩恵は西川を見ればいつまでも続かない、確かな一歩を踏み出したいものです。
普通には投げられた
昨オフの育成枠での再契約の際に「ゼロから身体を作り上げて、万全の状態でマウンドで戦えるように、しっかりと日々、取り組んでいきたいと思います。来年、支配下登録していただき、チームの勝利に貢献できるように頑張ります」とまずクリアしなければならない課題を認識していたのはよきことです。
そのとおりに3月早々の交流試合に実戦登板してしかし練習試合すら投げなかったのは体調面を慮ったのか単に序列が低かっただけなのか、どうあれ春先からピッチングができたのは喜ばしく、イニング数こそ多くはありませんがシーズンを通してそれなりの試合を重ねたのは自信になったでしょう。
ただ故障前には150キロ台に届いていたストレートが130キロ台後半、夏前にはそれが140キロ台になりましたが元に戻るのは難しいかもしれません。
そもそも本格派というイメージが無かったものがそれに近い形になっていただけに本人にももどかしさのようなものもありそうな、ただそれを追い求めて無駄に時間を費やす余裕はありませんし、しかしせめて140キロ台半ばが出ないと組み立てとして難しそうではあります。
期待はされている
鎌ケ谷で見たときにはそんな感じで意図的に組み立てを変えて抑え気味に投げていたわけでもない、のはマウンド上で不満げに首を傾げていたからで、たまにおっと驚くボールがあったかと思えばそれが続かない、故障前にもその傾向はありましたが現状がそれではしんどいです。
とは言えスピードを戻すのと安定感を求めるのと一足飛びにあれこれ求めるのが酷ではあって、立場的にそうも言ってはいられませんが着実に一歩ずつです。
宮崎のメンバーに名前が無かったので心配していましたが途中合流で先発を任されて長いイニングを投げて、まだ期待されているのは間違いありません。
覚悟を決めて
【オリオン村査定】 480万円 → 480万円 (±0%) ※10/3に戦力外通告 → 11/18に育成枠契約
ルールによっていったん戦力外通告をされましたが、報じられていたとおり再契約となりました。
ただ育成枠2年目ともなると球団査定は現状維持とはいかず10%強ダウンでしたが、他の育成枠選手より高いため結果を出さねばなりません。
同期同い年の土居はあっさりと切られたわけで残された時間はそう多くはない、ラストイヤーの覚悟で頑張ってください。