2023年通信簿 68 金田優太

68 金田優太 内野手 18歳 年俸500万円

【2023年成績】 E 70試合 229打数 15得点 46安打 打率.201 4二塁打 0三塁打 0本塁打 15打点 1盗塁 23四死球 52三振

どこか三木に似ている、とはプレースタイルではなくなぜかドラフト前からロッテ入団が濃厚とされてそのとおりになった、そんな金田です。
ルーキーイヤーは高卒野手としては及第点と言ってよい70試合254打席は、しかしちょこちょこと消息不明になるなど不安も垣間見せました。
同期同い年でポジションも被る育成枠契約の勝又がほぼ皆勤で規定打席に達しただけに、金田も負けてはいられません。

英才教育

出場機会に恵まれたのはチーム方針もあって、勝又や黒川とともに積極的に起用されました。
楽天猿との初戦にデビューして誕生日の二戦目に代打で犠牲フライは「プロ初打点」を記録して、教育リーグでは三番ショートでの出場が続いてオープン戦でのスタメン抜擢はお披露目の意味合いがあったにしても、3タコながらこの時点では勝又らにアドバンテージです。
ちょっと小手先感はありますがバットコントロールが巧みで、一方で力感には欠いてほぼシングルヒットは体を太くしていけば解消されると思いたいものです。
守備は鎌ケ谷で見た限りでは普通、ことさら上手いという印象はありませんが無難には守っていて肩もまあ普通かな、うろちょろと言いますかせわしなく動いているのがよいかどうかは素人にはよく分からず、周りへの声掛けは積極的にやっているように見えました。

健康体であれ

勝又もそうですが金田も細い、体質もあるでしょうがプロの体にはなっていません。
4月中旬に姿を消して一ヶ月ほどで復帰しましたが夏場にまた消息を絶って、そのあたりも課題となります。
ポジションはセカンドが1試合ありましたがショートとサードがほぼ半々、ややショートが多いですが勝又も似たようなものであれこれ試しているのでしょう。
黒川も含めてやたらショートを獲った一方で来季の一軍は年齢的にそこまで離れていない茶谷と友杉のガチンコ勝負となれば来季の起用が変わってくるか、公式戦では一度も守らなかったレフトをフェニックスリーグで守った金田は本人も気になっていると思われます。
いや、守っていないかな、スタメンに名はありましたが初回の守りから交代は偵察メンバーとも思えず、そんなところも懸念される金田の体調事情です。

追い付け追い越せ

【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)

高校生は3年目のオフまではダウン査定なし、そのポリシーに従いました。
年俸面では恵まれている支配下選手登録の金田はしかし勝又に差を付けられて、来季は追い付け追い越せ、であってもらいたいです。
契約時の「3番ショートが目標です。ゴールデングラブ賞を取って、3割を打って。そういう選手を目標にしています」を実現するためにも、です。

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