幕張花火大会に屈する

神宮や箱庭ならともかく幕張で花火大会が見られるとは、しかし打ち負けてしまいました。
打たれた澤村は哀しいかなあんなものでしょう、抑えるときは抑えるけど打たれるときは打たれる、前日のやり返しをされたといった感じです。
吉井監督はフォークの落ちが悪いと指摘していましたが秋広にも岡本和にも打たれたのはストレートですしそのストレートも中田翔へのスプリットも全体的に高かったのが死に繋がったような、もっとも落ちる前提でその高さだったスプリットが落ちなくて真ん中に入ったのであれば吉井監督の指摘どおりではあります。
そもそもあそこは西村だと思っていました、東妻とペルドモが三者凡退で凌いだだけに残念すぎますが今日は上位がきれいに負けたためよしとしましょう。

古巣にやられた

いきなり三者連続奪三振で立ち上がったメルセデスは終わってみれば5回4失点、被弾も痛かったですが四球が絡んでの2失点はもっと痛かったです。
古巣を相手に気負いすぎたわけでもないでしょうがここまででは一番に悪かったかなと、もうひとつリズムに乗りきれず警戒しすぎていたようにも見えました。
4失点ではありながらも5安打しか打たれていない、四球と長打の怖さを思い知らされたといった形です。
それでも炎上と言うほどでもありませんから次はヤクルトなのか雨に押し出されて広島なのか、できれば弱っているヤクルトで息を吹き返したいところです。

材料はある

前日に死球を食らった池田は残念ながら骨折で、抹消せずに様子見とのことです。
代わりに核弾頭に据えた岡が初球先頭打者アーチと吉井マジック炸裂となりましたが二打席目以降に快音は聞かれず、池田の不在を嘆くことになりました。
戸郷から4点を取ったのですから頑張ったと言ってもよくチャンスは少なくその少ないチャンスにたたみ掛けることができたのを前向きに、有利なカウントで振りにいった安田を吉井監督が絶賛していましたし打った瞬間にそれと分かる一発のポランコと材料もあります。
やはりポランコもその1本だけでなかなか率は上がりませんが月初の勢いが戻りつつあり、同じく今月に好調だった中村奨がノーヒットで足並みが揃わないのがあれですが吉井監督だけに油断はできないもののしばらくはこの並びのクリーンアップになりそう、そろそろ被りが出てくるかもしれません。
たらればで言えば初回の無死一二塁でポランコ、安田、二回の外野手として初ヒットの小川が作った二死二三塁のチャンスに岡、ここで誰か一人でも一本が出ていればまた違った展開になったでしょうが死んだ子の年を数えても仕方なし、その分は明日に10代のとき以来の先発カスティーヨを援護してあげてください。
最後に植田のプロ初出場があるかとも思いましたが始まったら固定主義が徹底していて、明日に華々しくスタメンマスクでのデビューを待ちます。

明日への活力に！

◆5月31日（水）　千葉ロッテ−巨人2回戦（1勝1敗、18時、ZOZOマリン、18,382人）
▽勝　戸郷　9試合6勝1敗
▽S　大勢　17試合1勝10S
▽敗　澤村　19試合3勝2敗2S
▽本塁打　岡2号（戸郷）、岡本和10号（メルセデス）、11号（澤村）、坂本7号（メルセデス）、ポランコ6号（戸郷）、安田5号（戸郷）、中田翔8号（澤村）

▽バッテリー
千葉ロッテ　メルセデス、東妻、ペルドモ、澤村、小沼—田村
巨人　戸郷、大勢—大城卓