60 横山陸人 投手 21歳 年俸700万円
【2022年成績】 1試合 0勝0敗0S 防御率27.00 0回2/3 2被安打 0被本塁打 1与四球 0与死球 1奪三振 被打率.500
今季も順調に帽子がひん曲がっていましたが、しかしピッチングは順調とはいきませんでした。
ルーキーイヤーにはむしろ佐々木朗に先行していたものが昨季に抜かれて今季は大きく引き離されて、その佐々木朗だけではなく高部、佐藤都と年齢は違えど同期が一軍で躍動していただけに忸怩たる思いだったでしょう、その鬱憤を晴らす来季であってもらいたいです。
大ざっぱなままに
一軍では僅かに1試合でその試合に炎上したこともあり、出番を大きく減らしてしまった横山です。
ただ若手にその仕打ちは酷と言いますかやはり昨季に台頭の兆しを見せた土居が一軍に呼ばれなかったのと同じでベンチに辛抱の無さと言いますか我慢をしてでも引っ張り上げるという強い意志が感じられなかった、ある意味で体制変更の犠牲者と言えなくもありません。
もっとも土居もそうでしたが二軍で目を見張るような数字を残せなかったのは本人の問題で、横山は抑え的な起用もされましたが4点台の防御率ではしんどいところがあり40回で47奪三振と力感のあるピッチングはしかし20与四死球に4暴投と大ざっぱなままでそこに成長の跡は見られませんでした。
鎌ケ谷での横山はそのとおりにストライクとボールがはっきりとしていて目を見張るようなストレートがコーナーに決まったかと思えば次がすっぽ抜けたりして、小さくまとまってしまうよりはいいのかもしれませんが制御し切れていない思いがマウンド上に見て取れてこのままではマズイです。
そろそろ大人に
そんな横山や土居を抜擢したのは吉井コーチだっただけに、その監督就任は大きなチャンスとなります。
もう少しは温かい目で見てもらえるでしょうし心理的なアドバイスや技術的にはリリースポイントが不安定なところにメスを入れて、田中靖がユニフォームを脱いでそれでもまだ上には益田や東條がいるもののサイドハンドの希少さを何とかチームの力にしてもらいたいです。
高卒4年目は一つの節目で荒々しさだけでやっていくには無理がありますからそろそろ大人のピッチングを意識したい、一軍で20試合を目標に奮起してください。
【オリオン村査定】 700万円 → 665万円 (▼5%)