46 岩下大輝 投手 26歳 年俸4500万円
【2022年成績】 14試合 1勝0敗0S 防御率0.55 16回1/3 6被安打 1被本塁打 8与四球 0与死球 9奪三振 被打率.115
春先に調子が上がらないのは毎度のことですので気にはなってはいましたが大丈夫だろうと根拠の無い安心を、ところがオープン戦に僅か1試合の登板で2回4安打2四球と乱れて開幕に間に合わず、そして開幕直後に右肘関節クリーニング手術は術後1～2カ月でスローイングを開始し全治は3カ月の見込みの衝撃です。
思えば練習試合の先発を回避したのは上半身のコンディション不良でしたからずっと引きずっていたのでしょう、ルーキーイヤーには右肘内側側副靱帯の再建手術を、復帰した3年目には腰椎椎間板ヘルニアの手術を、そんな内二世になりかけたところでここ数年は落ち着いていただけにかなりのショックでした。
しかし夏場以降はリリーフとして防御率0点台、被打率1割台と見事なピッチングで不死鳥のように蘇って、来季は完全復活のシーズンといきましょう。
苦手の右打者を抑える
手術の箇所も復帰までの目論見も石川と同じとなれば若いだけ早いかと思いきや、やや長引いて二軍戦での実戦登板は8月上旬にずれ込みました。
その二軍で3試合を経て今季初登板は8月下旬でそこから全てリリーフで14試合、二軍ではかなり間隔を空けていましたから当然に一軍でも大事に起用される予想が大ハズレでいきなり2イニングから始まりイニング跨ぎあり連投ありと西野や種市との扱いの違いはトミージョンとクリーニングの違いなのでしょう。
ピッチングとしては半分以上がストレートで変化球はフォーク、スライダーという組み立てに変わりはありませんでしたがこれまでもそれほど多くは無かったもののカーブなど緩いボールはほぼ投げなかったような、短いイニングだけにスタミナを気にせず力のゴリ押しでいく方針だったのかもしれません。
それもあってか与四球が多く全体的に荒々しさが出たのはむしろ岩下にはプラスに働いて、その配球に理由を見出せませんがずっと苦手にしていて昨季などは3割以上も打たれた右打者に1本のヒットも許さなかったのは大きな収穫で何かを掴んだのであってくれよと願います。
来季も先発で
そうなればこのまま中継ぎで、オスナの退団もあり守護神も、との声も聞かれますが、どうやら来季も先発でいくようです。
契約更改の会見で「吉井監督と話をする中で先発投手として調整を進めることで一致している」とは本人の言葉で、調整を進める、という表現が微妙ですがまずは先発で、開幕までに例によって調子が上がらなかったりチーム事情で変わる可能性はありますが自分的にも先発推しです。
あの気持ちが前に出るスタイルは短いイニングにはまるのではないかと思いつつもやはり故障癖を考えれば間隔を空けたい、とは西野と同じ理由で種市もそう、まだまだ頑張ってくれてはいますが石川、美馬にあと3年は酷ですし二木の足踏みと佐々木朗が数年後に抜けることを勘定に入れればローテーションの柱は岩下と小島の同級生コンビで担って欲しい、そのためにも先発として目指す二桁勝利で足場を固める来季の勇姿を心待ちにします。
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【オリオン村査定】 4500万円 → 4500万円 （±0%）
