45 タイロン・ゲレーロ 投手 31歳 年俸45万ドル
【2022年成績】 49試合 3勝3敗3S 防御率3.52 46回 34被安打 2被本塁打 20与四球 5与死球 63奪三振 被打率.204
ゲレーロの去就がはっきりとしません。
来季の保留者名簿から外れたことで例えばWikipediaなどでは既に退団扱いになっていますが、同じような状況だったエチェバリアは昨オフはクリスマスの残留が決まったことからしてまだ可能性はあるのではないかと、外国人投手の中継ぎ枠はまだ1つ空いています。
50試合近くを投げて防御率3点台半ばは投高打低のシーズンに秀でたものではありませんが、しかし蓋を開けてみなければ当たり外れが分からない新助っ人に比べればアドバンテージはあるはずで自分的には残留推しですがさてどうなる、年内に動向が定まらなければこのままリリースとなるのでしょう。
ストレートごり押し
もし退団となれば安定感の無さ、と言いますか悪いときに悪いなりに投げられない「癖」が嫌われたのかもしれません。
失点は11試合ありますが1/3回で5失点の大炎上など半分近い5試合が複数失点で、まま脆さを見せるのはベンチとして落ち着かないのでしょう。
しかし9月上旬に左足首を痛めての離脱でそのままシーズンを終えたにも関わらずあれだけの登板をこなして3連投も厭わず、チームへの貢献は計り知れないのはロサ二世になれると期待しているだけにもったいない、クリスマスプレゼントの朗報があってくれよと願います。
ピッチングとしては国吉が「久しぶりに見上げた」206センチの長身から繰り出すストレートはMAX167キロの触れ込みでしたが公式戦では163キロが最高で、常に150キロ台後半から160キロちょっとと8割方は力押しのストレートでねじ伏せるといったものでした。
あっさりと佐々木朗に抜かれましたので既に忘れられているかもしれませんが、開幕戦での161キロは球団最速かつ初の160キロ台です。
メジャーでは106回で67与四球、前年のシャーロットはロッテに来ることが約束されていたかのような3Aでは19回で12与四球と心配されまくったコントロールも多いと言えば多い20与四球はしかしノーコンと言うほどでもなく、無難にNPBに順応していただけにこのままサヨナラとなれば残念すぎます。
ストレートを高めに
もし残留であれば課題は組み立てです。
ストレートの占める割合が圧倒的なだけにそのストレートが走らないとどうにもならない、が不安定さに繋がっているのではないかと、ほぼストレートとスライダーでは狙われやすいですし、スライダーを活かすためにストレートはむしろ高めに力強くがよいとも考えます。
それも低めに行くストレートが垂れる傾向があるからで、高めは怖いですが置きにいく低めよりはマシでしょう。
球団が見切ったのか年俸で合意できないのかはたまた痛めた足首の状態が思わしくないのか、理由は分かりませんがゲレーロの快速球を見られる来季を待ちます。
【オリオン村査定】 45万ドル → 100万ドル (△122%)