既に7球団が入札選手を明らかにして今日に中日もそれに近い形となって、しかし榎スカウト部長は事前公表しないと明言しました。
半数以上がそうなってしまえば牽制という意味合いも小さくなりますし、ギリギリまで他球団の動向を見極めるとの意図もあるのでしょう。
これまでの傾向からして大好きな即戦力左腕で山口との縁もある曽谷（白鴎大）にいきそうな予感はありますが曽谷が山口とは対戦したいとコメントしてますし昨年のようなサプライズはあるのか、下位に低迷したアドバンテージを上手く活かして欲しくもあります。
編成部の腕の見せどころ
ここ10年来では極めての不作とも、1巡目の12人が揃わないとまで言われていますが、そういうときにこそ編成部の腕の見せどころです。
超豊作とされたときが数年後にダメダメだったりその逆になったりするケースもままありますし、少数精鋭という名の経費削減だけは勘弁してください。
例年とは違って指名人数の予想をどこも報じていないのは第二次戦力外通告をドラフト会議後に遅らせたのも理由かもしれず、育成枠での指名はあるとのことですから支配下を少なめにしてとの思惑なのか、せっかくの新監督にしょぼい船出をさせないようお願いします。
思い切って松尾に
投手も野手も補強ポイントだらけですが、であれば野手が投手を育てることはあっても投手が野手を育てることは無い、そのポリシーに従えば野手が優先です。
贔屓にしている海老根（大阪桐蔭）と言いたいところですがさすがに入札対象にはならないので、ここは思い切ってその同僚の松尾です。
もちろん松川を獲って翌年にまた捕手は編成的に問題ありですが捕手ではなく内野手で、捕手へのこだわりを見せる松尾ですが一方でショートができることへのアドバンテージも口にしていましたから、事前にネゴっておけばそれほど揉めることもないでしょう。
守りでは、足では、の大学生に多くいるちびっ子二遊間はそれであれば小川をもっと活用すべし、セカンドを守れるかは微妙ですがまだ山田（立大）がよいと考えますし、高校生の左腕を補強しておきたいので門別（東海大札幌）も2巡目に残っていれば逃す手はありません。
ロッテファンかつ藤原ファンの海老根は3巡目もしくは4巡目で、上沢や近藤らの地元出身選手に痛い目に遭わされていることからしてどうしても欲しいのですが、ただ素材型とされるイヒネ（誉）に突っ込むソフトバンクですから意外な上位で持っていきそうな感じはあります。
上位指名では目玉とされる浅野（高松商）は荻野の後継者としてであればありですが長打を期待するのであれば止めておけ、山田（近江）は地雷臭がして、吉村（東芝）や益田（東京ガス）の大卒社会人投手は懲りました、4年前に欲しかった森下（中大）は今となっては即戦力タイプの右の外野手のニーズは無いです。
その他ではガスはガスでも大阪の河野（大阪ガス）が昨年から一気に評価を落としましたが中位から下位での指名であれば中継ぎを厚くする意味合いでどうだろう、米田（市和歌山）にはきっといかない、米倉（Honda）は終わっちゃったかな、興味があるところではマリーンズジュニアの黒川（学法石川）、三塚（桐生第一）、戸井（天理）、白濱（飯塚）、日高（富島）、松本（亜大）と加藤（ENEOS）は下位であれば、独立リーグはよく分かりません。
黒木コーチの54は待ったなし
バレンタイン監督、井口監督もそうでしたからメジャー経験があれば普通なのかもしれませんが、吉井監督の背番号が21となりました。
希望していた81は空いていなかったから、はコーチ陣のシャッフルなんてままあることなので本当にそうなのか、どうあれこれで黒木コーチの54は待ったなしになりそうな、ただでさえ70人枠を埋めると背番号が足りないのに助っ人の90番台が定着しそうです。
もしそうなればレアードの退団が決まったも同然なので、それも組閣の発表が遅れている理由の一つかもしれません。
さて吉井監督、入団会見で「手が付けられないときは本当に手が付けられないくらい強いんですね。で、ダメなときは本当にダメなんですけども、その差を無くしたいというふうに思っています」とはよくお分かりで、全体は福浦ヘッドに任せるような言葉もありましたが吉井イズムでお願いします。
