59 西川僚祐 外野手 19歳 年俸500万円
【2021年成績】 E 76試合 191打数 21得点 30安打 打率.157 7二塁打 0三塁打 3本塁打 15打点 1盗塁 24四死球 75三振
佐倉シニアのときから全国区でスーパー1年生と騒がれた西川は東海大相模でも即レギュラーで、練習試合を含みますので参考程度ながらも一年目での30発は清宮超えと話題になり、船橋市出身ですし右の外野手という補強ポイントでもありますのでその獲得には喜んだものでした。
もっともコロナ禍でドラフトイヤーにアピールする場が無かったとは言え5巡目が表すとおりに伸び悩み感は否めず、現時点では素材型の評価でしょう。
同期同い年で同じ右の外野手である山本斗が育成枠選手ながらも秋季練習に抜擢されたのに対して呼ばれなかった西川には倒すべきライバルが身近にいることが成長の糧になるのではないかと、競い合って山口とともに強打の右トリオを目指して頑張ってもらいたいです。
とにかく長打を
二軍ではかなり起用されて中盤戦以降は四番を任されて、しかし数字は全くと言っていいほどに伴いませんでした。
下位指名の高校生となればこんなものなのかもしれませんが打率は身長にも満たず、そして三振の多さが現状を物語っています。
鎌ケ谷で見た西川は外が苦手なのか追っかけるようなスイングになり、また緩い変化球にタイミングが合わず意識がそっちにいってストレートに差し込まれるなどプロのレベルにはまだまだといったところで、当てにいくような中途半端な姿勢もままありました。
それでも捉えたときの打球の鋭さはボールがひしゃげるような力強さがあり、まだ当てるのに精一杯でそこまでの余裕は無いようですがシニア時代に東京ドームや神宮でライトスタンドに叩き込んだらしく右方向にも長打を打てるのが持ち味で、期待の若手であることは間違いありません。
プロ初アーチ、打率、本塁打とも山本斗に後れを取りましたが勝負はこれから、球団も両選手に期待をしてともにエキシビションマッチに起用して、夏ぐらいまでは交互にスタメンを、以降はともにクリーンアップでも四番は西川、しかし秋季練習には山本斗と上手く煽っているようにも思えます。
懸念はプロのスピード、キレへの慣れもそうですがどこを守らせるか、山口ほどではありませんが外野の守りは動きが緩慢で捕球の際にも体から離れた低いところでキャッチするのが落球しそうで怖い、何試合かファーストを守らせたのはベンチもあれこれ模索しているのでしょう。
走塁でもバタバタしてセンスのかけらも無さそうで、このあたりは山本斗に軍配が上がりますので西川にはとにかく長打を磨いてのアピールが必須です。
【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)