50 松田進 内野手 27歳 年俸700万円
【2021年成績】 E 56試合 129打数 12得点 36安打 打率.279 3二塁打 0三塁打 2本塁打 16打点 1盗塁 18四死球 39三振
190センチに近い高身長ながらも守備もいけてる大型ショートかつ右の強打者と評された松田は、しかし僅か3年での退団となりました。
大学経由ですのであっという間に20代後半ですがそれでも井口監督の後輩でもあり、また準レギュラー的な扱いでそこそこの率ですので生き残れるかとも思いましたが他の選手との比較もあったのでしょう、ドラフト7巡目の悲哀があったかもしれません。
もっとも社会人時代の「確実性は劣るが長打を秘めてかつ俊足」のままだったルーキーイヤーの.216、6発、11盗塁が昨季は.264、3発、1盗塁と特徴が薄れて今季もその流れのままでしたので、同じ右の内野手でより若い西巻、茶谷に対するアピールポイントが無くなったのも理由の一つに思えます。
トライアウトには不参加で、しかし今オフはここまでスタッフに転身したケースが無いのでもうポストが空いていないのか、松田の今後も不明です。
道を見失ったか
一年目からショートではなくセカンドがメインになって今季はショートは一試合も守らず、そこは本人もそうでしょうが編成としても誤算だったでしょう。
どこを守っても投手に積極的な声がけをするなど意識面での変化は感じられましたが、今季から守り始めたファーストも含めて守備範囲、打球への反応、肩にこれといって目立つものは無く、それであれば率はそこそこですのでもう少し長打があれば一軍も来季も見えたかもしれません。
たまたまかもしれませんが鎌ケ谷で見た松田は振り抜くというよりは捉えるスイングになっていたような、それが悪いとは言いませんがそれでいて三振率は高いですし、内野陣は井口監督の脳内で付け入る隙が無いところに守りでも長打でも抜けたところが無ければ仕方のない結果だったようにも思えます。
ルーキーイヤーの春先にあるいはレギュラー争いに一石を投じる存在になるかと期待をしましたが、プロ初安打のみで終わったのが残念でした。
【オリオン村査定】 700万円 → 戦力外通告 ※11/2に戦力外通告