38 高部瑛斗 外野手 24歳 年俸1000万円
【2021年成績】 33試合 55打数 6得点 8安打 打率.145 1二塁打 0三塁打 1本塁打 6打点 4盗塁 7四死球 19三振 得点圏打率.333
今季も浦和の帝王から抜け出せませんでした。
昨季とは違って一軍の期間が増えたことで二軍での規定打席には届きませんでしたがしかし.327は200打席以上ではチームトップで、28盗塁はリーグトップの初タイトルを手にしましたが、それでも一軍に定着できなかったのが一二軍のレベル差なのか、高部に問題があるのか、難しいところです。
どちらかと言えば高部の問題、二軍の野球にフィットしすぎているとは小窪がそうだったように力押しの投手を不得手にしていて二軍ではそうそういないから、という気がしないでもなく、プロ初本塁打、初打点、初盗塁を決めて着実に階段を上ってはいますがもっとやれるのでは感がどうしても否めません。
ニャンニャン
打撃フォームなどは人それぞれで本人が納得していればどうでもよいですが、それでもあの猫背で被せるような上体が気持ち悪いです。
あれでバットが思うように出てくるものなのか、差し込まれるようなバッティングが多いのはそれが理由の一つではないかと考えています。
背筋を伸ばせ、とは和田が福浦コーチに指導されたポイントで高部はよしとされているのであればデメリットよりメリットが大きいのでしょうが、しかしあれだとよほどに捉えないと長打は難しそうですし文字どおりに被せるスイングは凡ゴロを量産しそうで、高めのストレートへの対応も難しいでしょう。
そんな高部は練習試合、オープン戦で.333と結果を出して開幕一軍をゲットし、二戦目にはスタメンで起用されるもヒットを打てずに6打席で抹消されました。
それならばと二軍で打ちまくって4割を超える高打率で一ヶ月弱で戻ってきて即スタメンでプロ初アーチを放ちましたが、しかし後が続きません。
スタメンでの起用もそこそこありましたのでせっかくのチャンスを潰したと言ってよいでしょう、率がなかなか上がらなかったのもそうですが打球も上がらない、とにかくゴロゴロで内野安打でも狙っているのかとすら思えるものでしたが、しかしあのスイングであれば必然だったのでしょう。
ピンチバンターを二度決めるなど小技はまずまず、和田には及ばずも足も魅力たっぷりで、しかしそれでいて肩が弱いのか守備固めを出されたこともありましたし打球への反応も一歩目が遅いように見えて、まずはスーパーサブのポジションというのもハードルが高くもあります。
その打撃フォームをひっくるめてどこに特徴を出していくかを考えないと大卒だけに三年目はまだではなくもうですので、焦点を絞って取り組んでください。
【オリオン村査定】 1000万円 → 1200万円 (△20%)