田嶋に手も足も出ませんでした。
こうなると昨日に勝ちきれなかったダメージが倍増となりますし、5点ビハインドの九回でもレギュラーはフル出場に揺らぎはありません。
田村をそのまま打たせて守りからの加藤にも多くの選手にチャンスを与える姿勢は見られませんし、その加藤にしても中日のスタッフが評価をしていたと伝えられるキャッチングで拙さを出してしまい、唯一の代打として登場の菅野も見送り三振ともなればどっちもどっちだったりはします。
それでもやはり故障者や来日していない選手を含めてですが78人もの選手を抱えているチームの戦いではないでしょう、余談ですが23日からBC栃木に派遣と発表されたアコスタはなぜか今日に二軍戦で先発をして、昨日今日に欠場の小川はまた怪我でもしたのか、そして田中の一軍復帰が待たれます。
仕方なくもあり
打線は僅か3安打でしかも2併殺ですから零封負けのつまらなさ、しかし田嶋の今日のピッチングからして仕方なくはあります。
クロスファイアの球威、コース、キレともに抜群で、あれでは左打者が芯に捉えるのはかなり難しかったでしょう。
それだけに球数を投げさせるなど地味でもじわじわと攻め立てたかったですがそれすら許さない田嶋で、また前日はあれだけバントを多用しながらも初回の無死一塁で角中にそのまま打たせてチャンスを広げられず、代わったリリーフからもヒットを打てず、完全に白旗です。
うん、同じ打者が同じように打ち取られた試合ですのでこれといって言及すべきところも無く、見せ場も無く、現地のロッテファンにはお疲れ様でした。
先発の見切りが早い
投げては鈴木が4回4失点、なかなか殻を破れません。
7安打を打たれるほどに内容が悪かったようにも見えませんでしたがどこか臆病に投げているような、5点ぐらいリードをするような展開であればまた違ったピッチングになるのではないかと思ったりもして、若月への投げミスは悔やまれますが54球での交代が引っ掛かったりもします。
前日の二木もそうでしたが先発に対する我慢と中継ぎに対する我慢が真逆になっていて、先発は早めの見切りで中継ぎはイニングを投げきることを優先しているというポリシーなのか、そうなれば中継ぎの負荷は高まりますし大事な終盤に後手に回るケースも出てくるでしょう、吉井コーチは前回の登板に鈴木の粘り、七回を投げきれなかった二木に触れていますが、もう少し突っ込んだ考え方を聞いてみたいものです。
小野はたまにこういった快投をするから大事なところで使いたくなるわけで、それでも制球は不安定なままですし、一回や二回で怖さは抜けません。
フローレスは菅野の後逸に足を引っ張られたのでノーカウント、攻守ともに精彩を欠く菅野は福田秀と入れ替えたいとはキャラ的にチームを盛り上げる存在が今のチームには必要だと考えるからで、キャプテンはそういうタイプではありませんし、また浦和で眠らせておくには高すぎます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 |
オリックス | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 5 | 12 | 1 |
◆6月30日(水) オリックス−千葉ロッテ13回戦(ロッテ6勝4敗3分、18時、京セラドーム大阪、4,879人)
▽勝 田嶋 13試合5勝4敗
▽敗 鈴木 14試合1勝4敗
▽本塁打 若月1号(鈴木)
▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、中村稔、小野、フローレス—田村、加藤
オリックス 田嶋、張奕、能見—若月