鎌ケ谷から始める

数日前の傘マークは何だったのか、さらには前日の予報での曇りどころか日差しがぎらつき汗ばむような陽気の鎌ケ谷から今季はスタートです。
一軍と試合が被ると悩ましいのですが公式戦ではどうしても一軍が優先となりますので今日は教育リーグに、佐々木朗の登板があるかもしれないとの報道に焦って念のためチケットはキープしていましたがあっさりと無くなったのでそれは友人に譲って、当初の予定どおりに東ではなく北に向かいました。
晴天は喜ばしいのですがZOZOマリンに比べて太いネットに光が反射して撮影には不向きなのは痛し痒し、薄曇りが実は理想だったりもします。

そしてスタメンオーダーには脱落した秋口に一軍でもありそうなメンツが並んでいました。
荻野らに続いて今日にレアードがオープン戦に出場しましたのでここに名を連ねた顔ぶれは当落線上なのかもしれず、それでも角中は行ったり来たりですがまだ声がかからない井上は井口監督に突き放されて秋季練習には不参加だっただけに、一軍で山口が猛威を振るっていますし心中穏やかではないでしょう。
しっかりと叩いて右中間に強い打球を放ちましたから状態は悪くはないのではと思いますが、めげずに地道にやっていくしかありません。

内野の控えはどうなる

今日の鳥谷はセカンドで、一二塁間の打球に飛びついてのファインプレーを見せました。
しかしバッティングではスイングが波打って芯を捉えられず、日に焼けて精悍な顔つきですがかなり痩せたようにも見えてパワーも感じられません。
一方で三木は相手のエラーにつけ込んだプレーに自らの判断で三塁ベースを回ったところでいったん止まってからの再スタートは本塁憤死というミスをやらかしましたが、しかし打撃では打った瞬間にそれと分かる左中間スタンドへの一発に右方向を意識したポテンヒットも含めた4安打でした。
また西巻もセカンドベースの横を抜けていく打球に飛びついての秀逸なグラブトスにしぶといバッティングと攻守に冴えを見せて、こちらも4安打です。
目先で考えれば三木、中長期的なビジョンでいけば西巻、が自分的な評価でそこに鳥谷が入り込む余地は無いのですが、井口監督の判断が待たれます。
新戦力ではサントスは緩いボールに全く反応できず時間がかかりそうな、西川は内野ゴロでの走り方がどたばたして外野を守れるかどうかがちょっと不安に、そして山本斗は一軍レベルの加藤に力負けしないスイングが楽しみに、まずはそんなファーストインプレッションでした。
その他では常に投手への声かけをしている松田にこれまでとは違った姿を見せられて、またクロスプレーで転倒して頭を打った佐藤都が心配です。

一人でも生き残れるのか

本前かと思っていた先発は意外にも原で、そして豪快に撃沈しました。
昨秋から腕を下げてのフォームはテイクバックが小さく常にクイックのような感じで打者からすればタイミングが合わせづらいのではないかとも思いますが、しかしとにかくストライクが入らず毎回四球で5個か6個、それで走者を背負ってどかんと長打を食らってしまえばどうにもなりません。
初回は140キロ台半ばだったストレートも二回以降は140キロ前後にダウンしてあっちゃこっちゃに散らばり、とにかく球数が多くて見ていて疲れました。
同じく腕を下げた成田は左打者を打ち取るもその全てがしっかり捉えられていて、そして右の万波には決勝点となる痛恨の被弾です。
ストレートが130キロ台半ばから後半で140キロに届かない南も先行きが暗く、成田とはボールの質に格の差を感じさせた山本大もクロスファイアが流れて制球が定まらず、そして揃いも揃って歩かせての与四死球は10を超えたのではないかと、整備が進む投手陣ですがしかし格差社会になっているように思えます。
山本大は先日に続いてのこれで状態が上がらないままであればひょっとすればひょっとするかもしれず、今日の四人は誰も生き残れないかもしれません。

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千葉ロッテ 0 0 0 1 3 0 0 0 0 4 11 0
日本ハム 3 0 1 0 2 0 2 0 X 8 8 1

◆3月6日(土) 日本ハム−千葉ロッテ1回戦(日本ハム1勝、12時30分、鎌ケ谷、701人)
▽勝 西村 1試合1勝
▽S 加藤 1試合1S
▽敗 原 1試合1敗
▽本塁打 万波1号(原)、2号(成田)、角中1号(西村)、三木1号(西村)

▽バッテリー
千葉ロッテ 原、成田、南、山本大—佐藤都、江村
日本ハム 西村、加藤—宇佐見

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