貧乏人は麦を食え

取り下げと言うか先送りになったと思っていた退職金課税問題、また浮上したようです。
自分などはもう終わったことですがずっと疑問に思っているのが錦の御旗のごとく繰り返される「雇用の流動化」で、現状の制度だとその妨げになっていると、ここで辞めるともらえる退職金が減っちゃうので転職を思い留まろうなんて行動原理の人がどれほどいるのか、さほどにいるとは思えません。
そもそも論として流動化って正義なのか、正義でなければ通らない論理ですがしかしなぜ正義なのかの説明を見たことが無いです。

後出しジャンケン

これが施行されると終身雇用を前提に働いている人にとって、後出しジャンケンで税金が増えるのはたまったものではないでしょう。
正しくは控除額が減るですが、そしてそこまで計算して手取りを勘定している人がどれだけいるかが怪しかったりもしますが、ただでさえ老後2000万円問題に始まってここのところの物価高で不安を覚えている人が多い中で老後資金の多くを占める退職金に手を付ける勇気を、それはそれで買います。
まあ参議院選挙前に決着を付けるつもりが無いにしても、そういった姿勢を見せることで「与党が勝ったら」と攻め立てられるのは想像に難くありません。

既得権益

とにかく税金は獲る、一度獲った税金は手放さない、それが顕著になっています。
ガソリン税暫定税率廃止もいつまでにが決まっておらず喉元を過ぎるのを待っている感があって、終了した復興特別税は昨年に森林環境税に衣替えをしました。
現時点では住民税非課税世帯で税金とはほぼ無縁ですが数年後には年金支払が始まるので他人事ではなく、五公五民どころか六公四民も遠い話ではなさそうです。

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