やられたらやり返す

倍返しだ!と叫べば半沢直樹です。
開幕カードで先発に抑えられての連敗をまるっとやり返しました、競馬を蹴散らした佐々木朗の一面に続いて西野が7回2安打零封で3連勝です。
このバトンを渡された種市はかなりなプレッシャー、とは澤村と益田がスタンバる流れもありしかし3試合目は競り合いでしたから種市は佐々木朗、西野に負けじとゼロに抑えることを意識するではなく先発としての責任イニングをQSで乗り切るぐらいのつもりでよいでしょう。
それで後ろが打たれたら澤村と益田はオスナではなかったと割り切るしかない、北広島と同じく相手にミスがあれば勝てるのでそれを願うのもありかと、他力本願だろうと勝ちは勝ち、近藤が打てずに柳田に長打が無ければ大した打線ではないとの上から目線がよいようにも思います。

西野は抜群

今日の西野は久しぶりにフォークがいいところから落ちてしかしもうフォークの人ではなくスライダーを交えて付け入る隙を与えず、近藤の腰を引かせたストレートも走っていましたし投げていて楽しかったのではないかと、タイプは違いますが前日の佐々木朗に勝るとも劣らない自らの土俵でのピッチングでした。
打線がパーフェクトに抑えられればパーフェクトで抑え返す緊迫した投手戦は藤井が突然に崩れての先制に次の回の先頭打者の飛球を藤原が好捕したことで流れを手放さず勢いに乗って、ピンチらしいピンチは四回だけでそこも栗原を仕留めて以降はスイスイです。
メルセデスに飛ばされて何があったかと不安になりましたが間隔が空いたのもよかったのか、それでも96球では無理筋でしたが前日のことを考えれば八回続投の強い気持ちだったかもしれず、まだ18試合目ながらも西武と同率ではありますが驚天動地の首位に立った功労者です。
さすがに6点のリードがあれば西村、坂本も走者を出しながらも狼狽えることなく、完封勝利って痛快だな、そんな喜びをロッテファンにもたらしてくれました。

じわっと平沢

打線はしれっと中村奨をセカンドに戻してポランコをスタメンに復帰させて、しかし勝利を導いたのは平沢、そして友杉です。
キャプテンはどうしたんだろう、スリーボールで一塁に向かいかけるなど集中力にも欠いていそう、また4打席目にタイムリーとなるヒットを打ちましたがチャンスに実質的な凡退と上向く気配が感じられず、小川がダメなら友杉と藤岡の二遊間という選択肢を考えたくもなります。
そしてポランコは当たらないか当たっても逆方向になでるようなスイングしかできず、吉井監督なのか福浦ヘッドなのか村田コーチなのか、その忍耐強さには頭が下がりますが見ていて萎える、これが数ヶ月後の爆発への忍耐であっても今が耐えられません。
そんなポランコを歩かせて中村奨の打球を弾いて有藤に「攻略したのではなく勝手に壊れた」と言われてしまいましたがミスに付け込むのも実力と前向きに、藤井を狩ったとなれば同じく前回にやられた大関も狩りましょう、井上への代走が唐突だっただけに打線はまたいじってくる可能性もあります。
小川は残念ながら期待ハズレでしたが友杉は当たりと思いたい、と新人王のライバルを調べてみたりしてロッテの源田になってくれ、平沢も1日1安打で率は上がりませんがじわっと仕事をしてあの先制タイムリーがロッテファンを勇気づけました、また明日もよろしくお願いします。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
ソフトバンク 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 2
千葉ロッテ 0 0 0 0 3 0 3 0 X 6 8 0

◆4月22日(土) 千葉ロッテ−ソフトバンク5回戦(ソフトバンク3勝2敗、14時、ZOZOマリン、27,178人)
▽勝 西野 3試合3勝
▽敗 藤井 3試合2勝1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 西野、西村、坂本—田村
ソフトバンク 藤井、松本裕、嘉弥真、大津、古川—甲斐、嶺井

© 2007 オリオン村