吉井丸は白星出航

ボールくださ~い、の子どもたちの声が響き渡るスタンドはもう脱コロナ感が満載で、そんな中で吉井監督は白星スタートです。
やれ昨季に2登板だけだとか杉内みたいな左腕だとか18歳の捕手とか19歳のルーキーとか、こちらも若手中心ですがそれを上回る主力をほとんど欠いた楽天猿を相手に圧勝したかったところですがこれまでも負けることがままあったので、そこはあまり気にしないのがよいのでしょう。
それにしてもニッカンの速報のこれは何だ、プレーの写真がほとんど無くてそれが読者のニーズと考えているのであれば哀しすぎます。

佐藤奨は面白い

注目していた秋山は3回2安打無失点はまずまずも期待しすぎていたのかもうひとつグッとこないピッチングでした。
そういうタイプではないのですがストレートでの押し込み感が足りずせっかくのカーブが決まっても全体として成田っぽかったのがどうにも気になって、立場的に結果が欲しかったためベンチとしては合格なのかもしれませんが一軍を視野に入れると微妙にも思えます。
それでも第一関門は通過したことで次は内容でアピールして欲しい、派手さは無くもコツコツと積み上げていきましょう。
二番手の佐藤奨は一日の長とでも言いますか数字は秋山より出ていなかったかもしれませんがスッと入ってくるストレートが決まって、やはり面白い投手です。
東妻は相変わらずに暴投あり抜け球ありと浦和の帝王のままっぽく、次に投げた小沼の出来がよかっただけに危うさが増します。
言われてみればなるほどの小林雅チックな永島田は黒木コーチのデビューを演出するボール球連発、まあ投手経験も浅いので現時点ではこんなものでしょう。
やはり期待の高かった中森は現場で見ないと良さが分かりづらいタイプなのか、非常識なボールは映像越しではピンときませんでしたが最後を任されたことからしてリリーフでの起用と考えているのかもしれず、どうあれ今季は無事是名馬と浦和でフル回転してZOZOマリンのキップを掴み取ってくれよと願います。

ショート争いは・・・

前振りとは違って藤原を核弾頭に据えるなどオーソドックスに並べられた打線は明暗分かれました。
その藤原は右足の上げが小さくなったフォームはそれよりも見逃しのときのヒッチが無くなったのが自分的には好ましく、ブレを抑えて率上昇が期待されます。
同じくフォームを変えた山口は両腕を伸ばしきったぐらいの構えはどうなんだろう、それでも捉えた打球はありましたから様子見です。
四番に座った安田はチェンチェン大丈夫に例によってのサードへのファールフライで外の意識があればもちっと何とかなったような、データ的に引っ張りがよいとそちらに注力しているようでそれも悪くありませんが過ぎたるは及ばざるがごとし、3打席ノーヒットと仕事ができずに守りでもバウンドを合わせ損なったエラーもあり明日は八番降格とは吉井監督、その打たれ弱そうな性格に対してカツを入れる扱いが気にならなくもありません。
ショート争いでは小川がスタメンで終盤にセカンドに回りましたが唯一の四打席にベンチの思惑が見て取れて、守りではルーキーイヤーに苦しんだ土のグラウンドで華麗な身のこなしを見せましたがしかし打撃はしんどそう、守りだけで食っていける状況ではない永久凍土打線だけになおさらです。
一方で茶谷はサードで入りましたが実質マルチにタイムリーもあり打撃では頭抜けているところをアピールできてよかった、喜ばしい出足です。
実況にユーティリティと言われてしまった平沢はセンターを無難に守ってツーベースもありこちらもよさげなスタートで、明日はショートもあるかもしれません。
若手では宮崎で3割を打った植田がマルチヒットと着実に階段を昇っているのが嬉しい、推しの西川は立川が指摘していたように悪かったときの安田みたいにグリップの位置がうろちょろして始動が遅れ気味なのがどうにもこうにも、山本との差が開いてしまいそうです。
八番の若手枠はもう手首は完治したのか村山が豪快な引っ張りを魅せて金田、勝又、黒川の高卒ルーキーもデビューとこれが吉井采配なのか、よさげです。

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