山口がぶりぶり

山口が4安打3発8打点の大爆発です。
1試合3発は一昨年に井上もありましたからそれほど珍しくない、わけではなくこと日本人選手ではその井上が初芝以来の30年ぶりでしたから球団史に名を刻む活躍で、大阪ドームでの1試合3発は13年ぶり、日本人選手では中村以来の25年ぶり2人目です。
22歳1ヶ月での快挙は球団史上最年少で球界でも4番目に若く、1試合8打点は落合以来の40年ぶり、ぶりぶりの一日でした。
ここまできたら20本は無理にしてもチームトップで終わりたい、現時点ではレアードの15本に1本差ですから余裕で可能でしょう。
そんな山口の今季はチーム打率を下回ったことが無いのに規定打席に届かないベンチの見る目の無さよ、基本的に井口監督が好きではないのだろうとは「繋ぐ野球」に反する言動は今日もお立ち台で決める気持ちを口にしましたし、3発目でも申し訳程度に手を叩くだけの監督が来季もと思うとげんなりです。
かなり前のデータでも相性で起用するのに山岡に12打数6安打1本塁打6打点でも七番でしかない、それに発奮したかのような山岡粉砕が痛快でした。

角中頑張る

実況の言葉を信ずれば18安打13得点は今季最多、喜ばしくもしょぼかったりはします。
ただ山岡をKOしたのはオリックスベンチとしても誤算だったでしょうがロッテからしても嬉しい誤算と言いますか、頬をつねっているかもしれません。
もっとも低目のゾーンが厳しかったとかあれこれあれどこれで対ロッテは4敗目、実はさりげなく苦手だったようです。
こちらはおそらく対戦データで繰り上げたのであろう二番角中が先制の足掛かりを作り、中村奨のタイムリーに満塁から荻野の押し出し四球で終わらずに山口の2点タイムリーが大きかった、その後の追加点も相手の勢いを殺ぐタイミングでバッチリでした。
角中は3安打猛打賞に今季初アーチも飛び出して、一時期の好調もパタッと止まって数字も落ちてきましたがここ数試合はまた上昇気流です。
二軍戦のスタメンに西川の名前が無くもしかしたらと期待したのですが一軍合流ではない欠場でそれはそれで心配、そして菅野が山口を上回る3打席連続アーチはサヨナラアーチ込みの大活躍ですから今日にタコだったらヤバかったかも、これで今季の今後もそして来季も安泰の可能性が高いでしょう。
荻野はDHでの復帰でヒットも打ちましたし全力ではないのかもしれませんが普通に走っているようには見えましたので、福岡では守れるかもしれません。
茶谷が地味にヒットを打っているのも喜ばしく、やはり二軍戦でエチェバリアが放り込みましたが率も上がらずどうせこのまま退団でしょうから敵は藤岡のみ、井口監督の続投報道にガッカリしている選手は田村など少なくないでしょうが茶谷もその一人ではないかと想像します。

美馬は5連勝

21イニング連続無失点中だった美馬は初回に自らの牽制悪送球、は走者と重なってしまって井上が止められなかったことでそこを起点に1点を失いましたが、終わってみれば6回6安打1失点で防御率も2点台の見られる数字まで上げてきました。
気が付けば佐々木朗と並ぶ9勝でチームの勝ち頭に、ここまできたら二桁勝利で終えたいものです。
ピッチングとしては好投と言えるほどのものでもありませんでしたがリードをもらったときの美馬らしい、ストレートを軸に多彩な変化球を織り交ぜて、松川も横幅の広いリードができていましたし、100球と球数は多かったですが粘り強く投げられたと言ってよいでしょう。
帳尻合わせと言われてしまえばそれまでですが力が無ければそれもできないわけで、37歳となる来季も目標高く通算100勝に向けて頑張ってください。

唐川・・・

一方で大量リードでのリリーフ陣はボロボロでした。
調整登板でさくっといきたかった唐川は3試合連続被弾で0点台だった防御率が5点台まで落ちてしまい、もう大事なところでは使いづらいです。
その唐川をイニング途中で代えての坂本は対左打者のテストも兼ねていたのでしょうが懸念された制球難を露呈して、四球こそゼロでしたがボール先行で苦し紛れを痛打されての4安打は被打率がしゃれにならない.571は分母が小さいにしてもこちらも怖すぎです。
そして九回に戻ってきた益田も1安打1四球でリードされている展開で堪え忍べる投手がいない、ここは小野に踏ん張ってもらうしかありません。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 4 0 0 2 0 3 1 3 0 13 18 2
オリックス 1 0 0 0 0 0 3 1 0 5 14 1

◆9月22日(木) オリックス−千葉ロッテ24回戦(オリックス15勝9敗、18時、京セラドーム大阪、21,841人)
▽勝 美馬 19試合9勝6敗
▽敗 山岡 22試合6勝8敗
▽本塁打 山口12号(山岡)、13号(村西)、14号(東)、角中1号(村西)、野口1号(唐川)、中川圭8号(坂本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、唐川、坂本、益田—松川、柿沼
オリックス 山岡、黒木、村西、東—伏見、頓宮

© 2007 オリオン村