山口の悪日

今日の山口は悪日でした。
いずれも走者を置いての三打席連続三振はどれも空振りですのでらしくはあれど、どこかで一本出ていれば勝てた試合でしょう。
守りでもライトでボレーキックをかましてファーストでサヨナラセーフティースクイズを決められて、こんな日は酒をかっ食らって寝るしかありません。
ただ最後のプレーは映像を見れば打者走者がスリーフットラインを超えていたような、ルールとして問題が無いのか超えていないと見なされたのか、どうあれリクエストの対象ではないのでしょう、井口監督が強硬でなかったのは球団の「地元最終戦を盛り上げよ」を忖度したわけではないはずです。

滅多に無いから番狂わせ

そんな試合は中5日の山本から先制するもその数分後には追い付かれて勝ち越されて、そして最後はサヨナラ負けです。
滅多に無いから番狂わせなわけで、ここまで5戦5敗だった山本に負けなかっただけでも健闘したと、いや、それでは負け犬の思考ですから悔しがりましょう。
本前は5回4安打1失点とナイスピッチだったわけではありませんが右打者には攻め込めていましたし山口のあれが無ければ零封だったかもしれず、相変わらずにボール先行でピリッとしないところも含めてらしさは出せたのではないかと、あともう少しで金星でした。
86球でしたので六回からの継投は仕方なし、しかし分からないのが七回です。
なぜ小野を二人で代えて東條をぶっこんだのか、小野に何かアクシデントがあったようにも見えませんでしたし東條もすぐに出てきたので予定どおりだったのか、しかしそれで八回の益田が勝ち越し点を許したのですからなんともかんとも、延長戦までを視野に入れれば謎でしかありません。
その益田の失点は動きこそ思っていたのとは違いましたが加藤のバネ仕掛けが伝染したかのように大きめに弾いた松川が、しかし例によってのシンカーのバウンドですから先輩が悪い、そしてオスナの流出を勘定に入れてかソフトランディングで徐々に益田を後ろに持ってきつつあったベンチの失態でしょう。
来日初黒星となったオスナはフィールディングに不安はあれどあそこに転がされればファーストに任せるしかなく、二死からの福田の発想に負けました。

あれは何だろう

打線は山本から安田の技ありマルチなどで7安打も打ちましたし、何度も粘り強く追い付きました。
追い付いた後の藤原の走塁やら中村奨のライナーやらはどっちに転んでもおかしくはないものでしたから、天が最後までもつれさせたいのでしょう。
もうあと1試合しかありませんが藤原が勝負強さを見せたのが喜ばしく2割も維持できそうですし、コロナ禍でまだウインターリーグへの放り込みはできないものなのか、藤原だけではなく365日野球漬けにしたい選手がいっぱいいるので困ったものです。
あと一人からの同点劇も見事でしたし、やればできるじゃん、勝ち越せない程度の反撃も今日は心地よかったです。
作戦で気になったのは3四球の井上を早くも六回に代えたことで、それでいて和田が走れないですし山口との意思疎通が取れていたようにも見えず、まず追い付くという考え方は否定しませんがそれであれば二回の松川はバントだったでしょう、そのあたりはちぐはぐだったと思えてなりません。
プロ初打席の山本は三振に倒れましたが見逃せばボールのフォークに一軍のレベルを体験できていい勉強になったでしょう、本格開花は来季です。

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◆9月30日(金) オリックス−千葉ロッテ25回戦(オリックス16勝9敗、18時2分、京セラドーム大阪、31,442人)
▽勝 平野佳 48試合3勝2敗28S
▽敗 オスナ 28試合4勝1敗9S

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、岩下、小野、東條、益田、オスナ—松川、柿沼
オリックス 山本、能見、阿部、平野佳—若月

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