明日に勝って決める

あと一死のところで降雨中断と生殺しで待たされましたが、負けられない大事な試合に勝利しました。
終わってみれば1点差でしかありませんでしたから山本ではなく榊原、ヒギンスもディクソンもいない、吉田正は全試合出場のための守りだけで交代、二木を打ちまくっていて今日も先制タイムリーのモヤを二打席で代える、と西武、そして西武ファンからすればオリックスに恨み骨髄でしょう。
その西武は初回に大量失点ながらもじわじわと追いついて、しかしまるでロッテのようにその後にヒットが出ない、バントを失敗する、エラーをやらかすなどした楽天でしたから勝ち越せなかったのは痛恨だったのではないかと、これで西武は同率であればCS進出のアドバンテージを失ったことになります。
こうなったらもう明日の直接対決で勝ってCS進出を決めるだけ、1勝4敗で防御率3.99と相性が悪いながらも愚直に小島はそれも援護率が2.03でしかないのもその理由ですから五回のつもりで最初から全力で、また打線の早めの援護はもちろんですが今日にギャレットが20球、森脇が16球、平良が25球、増田が19球で仙台からの移動ですから最後まで諦めることなく、月曜日にソフトバンクに主導権を握られての決着は勘弁ですのでこの一戦に全てを賭けるのみです。

二木の思うがまま

なかなか7勝の壁を乗り越えられずに足踏みが続いていた二木が6回3安打1失点で9勝目、来季の二桁勝利に向けて有終の美を飾りました。
試合前は胃がキリキリして吐き気が、とまるで石川のような状態だったらしく初回に二死までは完璧なピッチングも高卒ルーキーにヒットを浴びて苦手のモヤに先制タイムリーと不安な立ち上がりになりかけましたが、しかしその後はボール先行になれど歩かせずという二木らしさを見せてくれたと思います。
力でねじ伏せるタイプではありませんがストレートを大切に、との意識どおりにそのストレート中心で今日はあまり高めに浮くことも少なく、またフォークを低めにコントロールできていたことで絶好調ではなくとも思いどおりに料理できていたように見えました。
それこそが二木の持ち味でありリーグ屈指の「走者を出さない投手」らしさの出ていただけに七回からの継投は意外ではありましたが、そこそこ球数を投げて失点もしましたが一日空いていたことからして明日に向けていい調整ができた勝利の方程式、ということにしておきます。

藤原の思い切りのよさ

打線は榊原が自滅で3四球のチャンスに3三振で初回にビハインドを挽回できずにいつものパターンに陥りかけましたが、救ったのは藤原の一振りでした。
真ん中の甘いボールではありましたが初球を叩いてあっという間のライトスタンド、二打席連続三振であれば大事にいきそうなところを思い切りよくいくのが藤原の良さなのでしょう、二軍でそうだったように選球眼がまだまだなのか見逃しの三振も少なくないですし空振りもそう、しかしどこか受けに回ってやられた感のある安田のそれとは違って堂々としているように見えて、そして引っ張れるのはスイングスピードの差があるように思えます。
安田はヒットも含めてセンターにいい当たりを放ちましたがそれでもどこか振り遅れているようで、もちろん出ずっぱりの疲労もあるでしょうしイケイケとどっしりの性格差もあるでしょうから一概に比較はできませんが、藤原に学ぶところはあるはずですのでライバルとして切磋琢磨してもらいたいです。
その藤原の一発も荻野が四球を選んでのものでしたし貴重な追加点も四球絡みともらった感が強かったものの、結果には繋がりませんでしたがきっちりとバントの指示を出してそれを成功させたことが相手バッテリーを追い詰めたところもあったでしょうから、明日も1点を確実に堅実に攻めていきましょう。
短いようで長かったペナントレースもあと2試合、最後まで貧打で終わって泣くのは勘弁ですので明日は笑顔をもたらす大量得点を叩き出してください。

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明日への活力に!

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オリックス 1 0 0 0 0 0 1 0 1 3 7 0
千葉ロッテ 0 0 0 3 1 0 0 0 X 4 7 0

◆11月7日(土) 千葉ロッテ−オリックス24回戦(ロッテ18勝5敗1分、18時1分、ZOZOマリン、9,802人)
▽勝 二木 15試合9勝3敗
▽S 益田 53試合3勝5敗31S
▽敗 榊原 9試合1勝4敗
▽本塁打 藤原3号(榊原)

▽バッテリー
千葉ロッテ 二木、ハーマン、澤村、益田—田村
オリックス 榊原、斎藤、吉田一、張奕、K-鈴木—若月

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