神宮花火大会を制する

とは言いながらもぎりぎりのスタンドインがあったわけではなく、決着はレアードのタイムリーでした。
それにしてもソロ6発とは珍しい、屋外ですしそれほど風が吹いていたわけでもなく、きっとたまたまなのでしょう。
何はともあれ勝ててよかった、滅多に打てないホームランを3本も打ったのに負けてしまえば脱力感は半端なく、そして今日はパシフィックで負けたのが西武だけですからそのお友だちにならなくてホッとしました、これで交流戦の借金も返済して五分に戻しての再スタートです。

前で捌いた安田

もしかしたら今季初かもしれないお立ち台の安田は6月になってやっとの初アーチ、プロ初の二打席連発です。
一発目はボールの下をこすったような逆方向でもあそこまで飛ぶのですから無駄な力を入れる必要が無いと悟ってくれればと、そして注目は二発目です。
左中間へのそれを喜ぶ向きが多いかもしれませんがそれよりも前で捌けたことこそを喜びたい、まさに長距離ヒッターの打球の伸びでした。
ああいうのを見てしまうから30発などという夢を追ってしまうのでしょうが、まずはあのスイングができるようフォーム固めでしょう。
ボールを見過ぎることで、それはそれでよいのですがスイングスピードが伴わずにストレートに差し込まれるのが安田ですから二兎を追う者は一兎をも得ず、あくまで大砲としての道を歩む意志があれば今日の感覚を忘れずにスイングを重ねていってもらいたいです。
ただどこまで本音かは不明ながらも素直な安田だけに本音っぽい「運が良かった」が心配すぎて、うん、心配すぎます。
前日の不甲斐ない見逃し三振からなぜに110代四番に抜擢したのかが理解不能な中村奨は史上15人目の全打順アーチを達成して、井口監督は鼻高々でしょう。
決勝点に繋がったツーベースは濱田の追い方に問題があったような気もしますがそれでもマルチをきっかけにしたい、とは言えここのところの調子からすれば本来は四番どころかスタメンから外したいぐらいで、勝ちはしたものの5安打でしかなくマーティンは3三振で、山口、和田、小川がスタメンだった二軍でも兄貴を見習ったかのような3安打零封負け、消去法でしばらくは続くのか、佐藤都との二人三脚だったとしてもオズナより打者だろ、の声が聞こえてきそうです。

今日はありがとう

美馬は5回3失点、先発としての責任イニングを投げられませんでしたし点の取られ方も悪く、今日は打撃陣に感謝です。
石川かよ、の初回の被弾は山田が上手く運んだように見えましたがオスナ、濱田のそれは高めへのコントロールミスでした。
被弾しなかったイニングも得点圏に走者を背負っての苦しいピッチングで、しかし決定打を許さなかった、と言うよりは七回の東條もそうでしたが中村に助けられたなと、それも分かりますが本人もベンチも警戒しすぎたのか村上に4四球で中村にどこかで1本が出ていたら大敗だったでしょう。
最後は益田がいつもの4人で締めて、それでいていつもであれば帽子をずらしてどこか抜けたような表情を見せるところが感情を顕わにしたのが意外で、ああやって意識的に気合いを見せてチームを鼓舞する選手会長なのか、何だかんだ言いながらも11セーブはトップと3差ですのでまだまだ射程圏内です。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
明日への活力に!

1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 2 0 1 0 1 0 0 0 4 5 0
ヤクルト 1 1 0 1 0 0 0 0 0 3 9 1

◆6月1日(水) ヤクルト−千葉ロッテ2回戦(1勝1敗、18時1分、神宮、18,059人)
▽勝 美馬 7試合2勝4敗
▽S 益田 21試合1敗11S
▽敗 原 8試合4勝3敗
▽本塁打 山田11号(美馬)、中村奨3号(原)、安田1号(原)、2号(原)、オスナ5号(美馬)、濱田4号(美馬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、小野、東條、ゲレーロ、益田—松川、柿沼
ヤクルト 原、木澤、コール、大西—中村

© 2007 オリオン村