箱庭花火大会を制する

前日は箱庭とも思えないノーアーチロースコアでしたが、今日は両チーム合わせて8本が飛び交う花火大会でした。
レアードの一発目が「フェンス直撃かと思った」ものがスタンドインするのが箱庭ならではなのでしょう、ただマーティンの二発目を除けばいずれも甘かったり高かったり、こいったピッチングであればZOZOマリンであっても乱打戦になったように思えます。
それでも辛うじて3タテを食らわずに来週は地元での6連戦に交流戦の借金を返済できるのか、やれロメロが体の張りだの佐々木朗は間隔を空けるかもしれないだの荻野は欠場だの、あれこれ懸念材料があっての6試合で4勝2敗でやっと五分、そうなればいずれもカード初戦は落とせません。

ミーティング!

勝った試合後の井口監督のキーワードは「ミーティング」、これも聞き飽きました。
そんな久しぶりの二桁安打&二桁得点はレアード、マーティンの両舶来砲がそれぞれ二発に佐藤都が一発と1試合5本塁打は一昨年の7月以来とはこの手の記録に目が無いニッカンですが、もし三番マーティンであればクリーンアップでの5発はきっと十年単位で遡る必要があるのでしょう。
その井口監督の言葉どおりにマーティンなどは「きっかけ」にしてくれると助かるのですがちょっと打っても続かないのがこれまでですし、それでも率は低くともレアードぐらいに放り込んでくれれば少しは周りも活きてくるでしょう、そうあってくれよと願うばかりです。
とは言いながらも基本的には二軍で再調整すべし、が現状ですから編成には手を緩めて欲しくはなく、支配下選手登録枠の空きを有効に使って欲しいです。
レアードは二発も効果的でしたが3四死球でもらったチャンスでの犠牲フライが決勝点となっただけにこちらが実はポイントだったりして、1点リードでしかなく尻がもぞもぞしたところでの岡のそれもそう、今日は犠牲フライがいいところに出たのが実は一番の収穫かもしれません。

飛翔王本前

本前は5回7安打4失点で今季初勝利、他の先発陣が羨む5回で5点の援護をギリギリで守り切りました。
コントロールがよかったわけでもありませんが珍しくも無四球だったのも傷口を広げずによかったのでしょう、昨季に比べての大きなアドバンテージです。
もっとも今日も3発を浴びての今季16回を投げての6発はさすがに打たれすぎで、昨季の37回2/3で7発も多かったですがあっさりそれを越しそうです。
逆に言えばタイムリーをまだ1本も打たれていない粘り強さとでも言えばいいのか、今季の7失点はいずれも被弾によるものでソロ6発にツーラン1発、この試合で初めて打たれたソロ以外も二死からヒットを打たれてのものですからピンチでのものではなく、ピンチでの粘り腰とは対照的にそうでないときは緊張感が緩んでいるのか、なかなかに評価が難しく、ただ二軍でも26回で4被弾ですから球質の軽さは否めません。
そんな本前を継いだ小野、東條、ゲレーロ、西野が小野がちょっとブレましたが見事な零封リレー、明日はゆっくり休んで英気を養ってください。

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◆6月5日(日) 巨人−千葉ロッテ3回戦(巨人2勝1敗、14時、東京ドーム、40,509人)
▽勝 本前 3試合1勝
▽敗 山崎伊 8試合2勝2敗
▽本塁打 丸12号(本前)、ウォーカー12号(本前)、レアード10号(山崎伊)、11号(鍵谷)、マーティン5号(戸田)、6号(平内)、佐藤都2号(戸田)、岡本和17号(本前)

▽バッテリー
千葉ロッテ 本前、小野、東條、ゲレーロ、西野—佐藤都
巨人 山崎伊、菊地、戸田、高梨、今村、平内、鍵谷—小林、山瀬

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