真逆で勝つ

前日の真逆のような逆転勝ちです。
先制した西武に追加点があればそのまま押し切られていたでしょうし、95球の與座が続投だったらひっくり返せていたかは怪しいです。
そして石川とは違って小島が90球からの八回続投は得点圏に同点の走者を背負いブルペンに唐川はともかく廣畑はきっと小島への叱咤激励、いや脅迫だったに違いない、そこを凌いでやっと今季2勝目を手にして、これで両目が開いて足元もしっかりしてくるでしょう。
その小島、見た目はボール球に見えたそれにクルックルとバットが空を切っての7奪三振ですのでそれだけキレがあったのだと思われます。
右打者には膝元へのスライダーが、左打者にはカットボールが効果的で、またチェンジアップやカーブを交えて緩急も上手く使えていました。
一発は食らいましたが甘く入ったにしてもあれは巻き込むようなスイングの山川が一枚も二枚も上で、そして四回の無死三塁を凌いだのが大きかったです。
前回にボロカスに二軍に落とした井口監督もお約束のように手のひらを返して「強気だった」と、ローテ復帰を確約です。

寿命が52分縮んだ

最後を締めた、締めたと言っていいのか、益田がいきなり初球を山川に捉えられたのには小島もキモが冷えたでしょう。
自分などはそういうオチかよ、と部屋にいながら天を仰いでしまい、打たれた益田もそんなリアクションでしたし西武ベンチも同点アーチを確信したかのような映像が、その打球音と角度にしては実はそれほどギリギリでもなかったのは150キロ台のストレートで少しは押し込めていたのかもしれません。
こちらにとってラッキーだったのはこの回もそう、小島のときの件の四回、そして六回と先頭打者を出したイニングで小技を使えない、使わないクリーンアップに回ったことで、もちろんそんな小技が不要な破壊力ではあるものの、今日に限ってはそれが空回りしてミスショットだらけは神に感謝です。
同点タイムリーかと目をつぶった栗山の打球は「野手でもいける」とも言われている益田が逃げずにグラブが出たからこそ、小川のカバーも俊敏でした。

見習うところはある

レアードの代打逆転アーチはスリーボールからのもので、安田であれば間違いなく見送りだったでしょう。
放り込んだからこそのコメントかもしれませんが「高めの球に目付けをして」振り抜いたと、それでポッピーだったら非難囂々ではありますのでまさに結果論ではあるのですが、しかし有利なカウントで相手に対するときの思考としては見習うところはあると思います。
これが與座の続投であればそもそもレアードの代打は無かったでしょうから、代えてくれて助かりました。
その與座のクイックのようなためのないフォームから繰り出されるストレート、カーブにタイミングが合わず、たった2安打ではどうにもなりません。
ロースコアは各打者が虫が気になったからではなく球審のゾーンが広かったのも理由でしょうが、二死から荻野がセーフティを仕掛けるほどの苦しさです。
マーティンはフェンス際まで運ぶ打席もありましたが抹消前とさほど変わっているようには見えず、福田秀もヒットを打って逆転を導く四球を選びはしましたがスイングの大きさは相変わらずでバレリーナジャンプこそありませんでしたが無駄な特攻守備もプラス要素にはならないでしょう。

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◆8月6日(土) 西武−千葉ロッテ18回戦(ロッテ10勝8敗、17時、ベルーナドーム、19,743人)
▽勝 小島 16試合2勝7敗
▽S 益田 41試合1敗25S
▽敗 水上 44試合4勝2敗1S
▽本塁打 山川32号(小島)、レアード15号(水上)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、益田—佐藤都
西武 與座、水上、佐々木、ボー—森

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