準マダックスで勝利

1失点ですし球数も2つ多かったですが、ほぼマダックスと無理矢理に持ち上げての勝利です。
やたら守備の時間が長いのは慣れっこですが逆は珍しくそれも14安打7得点の要因になったのだと思われ、久しぶりの快勝でした。
これで対西武の勝ち越しが決まって西武からすれば腹立たしいでしょう、対オリックスは借金6、対ソフトバンクは借金4のロッテに負け越しは三つ巴から脱落のきっかけにもなりそうで、もっとも今日はオリックスがBIGBOSSに連敗を喫してソフトバンクも負けて、この2弱への取りこぼしがペナントの鍵を握ります。
辻監督には隅田が誤算、とは中6日ですのでローテーションどおりではあるものの疲労休み明けの今井、あるいはロッテ無双の平井の選択肢もあったはずで、こちらとしては防御率3.18ながらも8連中と不憫ながらもロッテ戦の数字が悪い隅田はラッキーでした、この僥倖を勢いに繋げたいものです。

遅球バンザイ

お立ち台こそ「大記録」の山口に譲りましたが佐藤奨が5回2安打1失点で3ヶ月ぶりの白星、持ち味を発揮したピッチングでした。
悪いときの佐藤奨はボールがばらけて苦し紛れを痛打されるパターンですが今日はそこそこゾーンに入って、そして遅球に山賊が全く合いません。
ビギナーズラックなところも多分にあるのでしょうが緩急を上手く使った松川のリードも秀でていて、カーブ、チェンジアップが130キロ台半ばのストレートを引き立てる、打者からすれば緩いボールの後のストレートは速く見えるがしかし思っているほどのボールが来ない、といったところでしょう。
コースとしてかなり甘いボールもままありましたが待ちきれなかったのか打ち損じ、芯を外した打球が多く、これこそが佐藤奨の最大の武器です。
前日の石川と同じく三回までパーフェクトの四回に連打がありましたが、らしくゴロ3つで傷口を広げることはありませんでした。
5回たった55球での交代はその武器を活かすために「あまり見せたくない」が理由でなければ明日に岩下が使えなくなったのでモヤモヤ感が残りますが、ここまで援護率1.42の佐藤奨には大量援護をもらって安心して見ていられたプロ2勝目だったのではないかと、もう1つ積み上げて今季を終えたいです。

嬉し哀し

先制パンチは山口のスリーランでした。
四球の後の初球を狙うというセオリーは山口には関係なく「積極的に思い切りよく」の信条どおりに、豪快にレフトスタンド中段への一発です。
これで初の二桁アーチは高卒4年目以内では球団史上6人目、堀以来31年ぶりと聞けば嬉し哀しと言ったところか、不毛な歴史が偲ばれます。
隅田が立ち直りかけたところでの井上のアーチで掴んだ流れを手放さず、そして安田、井上とようやくにタイムリーが出て、数日ぶりにスッキリしました。
茶谷もマルチヒットで土俵際でつま先立ちは明日がまた左腕ですので中央まで寄り戻したい、二軍で打てていなくても藤岡の襲来は近いです。
ビックリのスタメンレアードは2四球こそありましたが選んだのではなく隅田がかってにこけただけで、そして今日もヒットは出ません。
そもそも2割を切っているだけではなく左腕に.152でしかないレアードをなぜ左腕にぶつけるのか、隅田との対戦成績がいいにしても2打席でしかなくしかも打ったのは4月2日のことですから実績ベースの井口監督らしいと言えばらしいのですが、隅田が嫌がったので意味ありではあれどその後の打席を見れば最後まで、五打席目まであったのはどうなのよ、荻野への岡が顕著でしたが控えには守りからと打席を与えないそのスタンスが冴え渡った試合でもありました。

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千葉ロッテ 3 0 1 0 1 2 0 0 0 7 14 0
西武 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 3 0

◆9月7日(水) 西武−千葉ロッテ24回戦(ロッテ13勝11敗、18時、ベルーナドーム、12,497人)
▽勝 佐藤奨 8試合2勝5敗
▽敗 隅田 15試合1勝9敗
▽本塁打 山口10号(隅田)、井上5号(隅田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐藤奨、西野、岩下、廣畑—松川
西武 隅田、宮川、本田、ボー、佐々木—柘植、古賀

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