勝利より優先されるもの

エチェバリアの合流で浦和行きの切符を切られたのは三木で、鳥谷に惜別の打席とした皮肉どおりの結果となりました。
今月後半だけでもファースト、ショート、サードの守備固めに代走で8試合に出場している三木と昨日の取って付けたかのような代打を含めても2試合でしかない鳥谷のどちらがチームに必要とされていたかは火を見るより明らかなはずが、チームの勝利よりも身内を大事にする方が井口監督には優先なのでしょう。
エチェバリアをショートに据えることで三木が任されていたポジションを藤岡に、しかし藤岡はファーストの守備固めはできないので前もって井上を昇格させておいた、そして二軍で打ちまくるエチェバリアの昇格がここまでずれ込んだのは藤岡の調子が落ちてくるのを待っていたのかとも思えてしまいます。
逆に言えば井口監督にも後ろめたさのようなものがあるからこその用意周到さではないかと、そして反省をして寄付もしたというよく分からない理由で清田の謹慎が解かれて明日に二軍に合流をするとのこと、幸いなことにPで始まるニックネームのチームはありませんので来季から千葉ロッテPAMSでいきましょう。

涌井を攻めきれず

今日にデビューとなったエチェバリアは、期待されたショートの守りでいきなりエラーをやらかしました。
ややバウンドが変わったようにも見えましたが次の打球処理でも同じく正面の打球に足が揃ってしまっていたような、前評判とは違ってその怪しげな動きはどこか小川とも似ていて土のグラウンドが理由であれば判断は保留ながらも試合の流れからしてもかなり痛かったです。
バッティングはノーヒットでしたがボールをしっかり見ようとしているのは見て取れましたので、二軍戦ではどういったスタンスだったかを承知していませんがもし同じであればNPBの野球に対応しようとしているのでしょう、メジャーでの実績ではとにかく早打ちで三振も少ないけれども四球も少ないというタイプのようですからなおさらに、その姿勢を前向きに受け止めてそれが花開いてくれることを願っています。
そのエチェバリアも選んだ四球などで二回に涌井から押し出しで先制点を奪うも佐藤都の打球がショートの正面を突き、三回には井上の飛球が好捕されるなどアンラッキーなところはありましたが3安打でしかなく、5回105球でマウンドから引きずり降ろしはしましたが完敗といったところでしょう。
マーティンが一塁からタッチアップをする一方で浅村がお手玉をしてくれたのに井上が全力疾走を怠ってゲッツーを食らうなど一部に問題なプレーもあり、また今日の涌井はロッテのときと似たようなピッチングでしたが大きな違いは打線の援護があるかないか、その違いを噛みしめているのではないかと思います。

5割はキープしてくれ

中村稔はエチェバリアだけではなく井上まで落球をするというアホらしさに足を引っ張られたのは不憫ながらも、前回ほどの出来ではありませんでした。
立ち上がりからボールが高めに浮きがちで、一番に低めに集められたイニングがエラー連発の二回だったというのも間が悪い話ではあります。
そんなこんなで珍しくも井口監督の思惑どおりに一回飛ばしで二木が明日に投げますから入れ替わりで落とされるのでしょう、河村は三者凡退に抑えましたが土居がまたしても炎上をしただけにこのあたりの手入れも必要ですが千葉に戻ってきてからになるのか、さすがに、さすがにそろそろです。
そして明日は田中将、明後日は早川と踏み台にされそうな名前が並びますが、日本ハムはコロナ禍ですしソフトバンクも森の離脱で岩嵜がサヨナラ打を浴びるなど苦労をしているのはどこも同じですのでめげることなく1つは勝って5割キープで地元に戻ってきて欲しい、GWを楽しませてください。

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千葉ロッテ 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 6 2
楽天 0 2 2 1 0 0 0 3 X 8 10 0

◆4月30日(金) 楽天−千葉ロッテ7回戦(3勝3敗1分、18時、楽天生命パーク、4,734人)
▽勝 涌井 6試合4勝
▽敗 中村稔 2試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 中村稔、佐々木千、河村、土居—佐藤都
楽天 涌井、ブセニッツ、宋家豪、酒居、西口—太田

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