どーすんだ、これ

今週三度目の完封負けです。
もし今日に勝って明日に完封負けであれば今週5試合で現地で3完封負け、自宅で2勝という疫病神に堕ちるところでしたが、そんな心配は無用でした。
その明日に片手を超えるヒットを願えば今日はそれをあざ笑うかのようにピッタリ片手で、もうすぐ梅雨が明けそうなのにロッテ打線は湿ったままです。
山岡、山本とマウンテンズの登攀にあっさり失敗して山崎福は少し低目ですがロージンという濃霧警報があるので登り切れるのか、まさに五里霧中です。

自業自得でしかない

今日はレアード、マーティンと両舶来砲をスタメンに据えるも、またしてもヒットは出ませんでした。
データ大好きのニッカンによればリーグ戦再開後の二人で31打数2安打でしかなく、しかしこれは札幌サバイバルの結果を無視した自業自得でしょう。
いつまで経っても「やってもらわないと」の幻想から抜け出せない井口監督は、自らの首を好んで締めていることにもなります。
そしてショート内野安打が2つ、は安田と呼吸が合わなかったり捕るまではよくもスローイングが乱れたり、ことさら茶谷のプレーがしょぼかったわけではありませんがエチェバリアに目が肥えてしまったロッテファンには肩を落とすようなものでした。
トータルでは抑えられてもそこそこ出塁はできる山本ですが3併殺とその僅かなチャンスも潰してしまい、焦りからなのか脊髄反応なのか300試合に近い出場で2盗塁でしかない安田をオートスタートさせる愚挙も相まって、それでいて準9人野球と分かりやすくはある負け方です。

家貧しくて孝子顕る

そして貧しいチーム事情にもめげずに、前日の本前に続いて育成枠出身の佐藤奨が粘りのピッチングでした。
6回11安打ですので好投とは言えませんがしかし3失点はQSですので最低限の仕事はできた、と本人が胸を張るのはよいでしょう。
タイムリーも打ち取ったような打球だったりもしましたし、本前もそう、八木や小沼もそう、連日の強風を体感は若手にとってプラスと前向きにもなれます。
高めに浮いたりカーブが真ん中に入ったりはしました、しかしそれでも1四球でしかなかったのは大きな成長ですし、緩急で勝負に揺らぎもありませんでした。
これで1勝4敗は防御率3.09ですので逆でもおかしくはないわけで、井口監督の首が絞まるのはどうでもいいですが、投手陣のそれは不幸に過ぎます。
八木は連日に吉田正に食らって今月は防御率5.79と壁にぶつかりつつあり、しかしここを乗り越えなければ次はありません。
かつては黒木、藪田、河本、成本などロッテの投手陣と言えば社会人出身がメインでしたがここ10年では松永、石川、東條を除けば酒居と有吉がちょっと微妙なぐらいで吉原、関谷、信樂、高野、土肥、山本大、渡邉、永野とものにならずに大学生に舵を切りつつある中での4年ぶりの廣畑、八木です。
廣畑が期待を裏切る状況に八木が続くようなことにはなりませんように、そう願うしかなく、そして大卒社会人に残された時間はあまり多くはありません。

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オリックス 1 1 0 1 0 0 1 0 0 4 14 0
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◆6月25日(土) 千葉ロッテ−オリックス11回戦(オリックス6勝5敗、14時、ZOZOマリン、23,873人)
▽勝 山本 13試合8勝3敗
▽S 平野佳 28試合2勝2敗19S
▽敗 佐藤奨 6試合1勝4敗
▽本塁打 吉田正6号(八木)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐藤奨、八木、小沼—佐藤都
オリックス 山本、阿部、平野佳—若月

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