スリーナカムラーズに続いてスリーイシカワーズが成立しました。
石川改め石川柊の入団には驚きしかなく、美馬、福田秀に続いてどうしちゃったのよ、これでFAでの獲得流出が同数となって借金完済です。
このサプライズを抜いた機関紙は鼻高々と言いますか久々の面目躍如と言いますか、もっとも深夜2時きっかりの配信に午前の早い段階で球団が発表は吉井監督と石川柊のコメント付きで握った感がありありで、おそらく抜かれた他紙は面白く思っていないでしょう。
さておきそんなスクープを一面に持ってこないってどうなのよ、それをウェブサイトで確認してがっかりしてでも地域によっては一面のところがあるのかその写真がアップされていて藁にもすがる思いで自宅周り、駅近辺、買い物ついでに鎌ケ谷方面まで出張りましたが骨折り損の全滅でした。
もしかしたら駅売り、あるいは宅配だったのか、どうあれ大谷の移籍一周年というどうでもいいものを一面にしたその見識を疑います。
なぜ
それにしてもなぜロッテなのか、謎すぎます。
交渉が一巡したときにソフトバンク、オリックス、ヤクルト、巨人、ロッテとも3年6億規模と報じられて、しかしオリックスが先陣を切ったときには3年5億以上と、ヤクルトが断られたときには3年5億規模と、そうなるとさりげなくロッテの条件がよさげで、出来高込みでもそれが薄い内容だったのかもしれません。
それとも在京志向でソフトバンク、オリックスが外れて打席に立ちたくないとヤクルト、巨人が外れたのか、風の申し子でパワーカーブへの影響が文字どおりにロッテの追い風となったなんて話もありますが、一方で先発には厳しすぎる勝負弱い味方打線という逆風も分かっているはずです。
ただ複数年が約束されればもちろん勝つに越したことはありませんが白星へのこだわりはさして無いのかも、出来高の条件も勝利数ではなく投球回、防御率など風を味方に自らが頑張ればどうにかなるものであればなおさらに、不幸にも悲劇の主人公となっても痛くも痒くもなかったりします。
出来レース
一部には初めからロッテに決まっていたとも囁かれていて、TwitterだかInstagramだかでソフトバンク以外ではロッテのみをフォローしていたらしいです。
そうでなくても本来であればいの一番で誠意を見せなければならないのに、逆に交渉が一番最後だったのは実はタンパリングでとっくに条件提示を済ませていてもし他球団がそれを上回ったら最低価格保証ならぬ最高年俸保証の手形を切っていた、とは自分の勝手な想像です。
ロッテだけ上京しての交渉は何かの都合があってそれに合わせただけでしょうが、その都合が新居探しだったら出来レースすぎて笑えます。
タイミング
このタイミングも意味深です。
甲斐は不参加のようですが昨日にハワイに発ったV旅行に石川柊は参加をしているのか、集合写真などをチェックしましたが見付けられませんでした。
参加なら小久保監督やチームメイト、球団関係者への挨拶をまとめてできる絶好の機会で、不参加なら5泊7日の冷却期間を置けることにもなります。
事前に機関紙にリークする必要があったとも思えませんが、ソフトバンクには今日に発表するとの連絡が入ったらしくどうあれ主導したのはロッテと思われます。
期待
とにかく先発としてシーズンを投げきってもらいたい、佐々木の穴埋めを期待します。
今季は63回1/3と頼りないイニング数ですが里崎いわく指標としてはキャリアハイとのこと、そして昨季までは4年連続で100イニング以上を投げています。
勝ち星は打撃陣との兼ね合いですが、全てを先発で今季に近いピッチングができれば二桁勝利もそこまで無理な数字ではないでしょう。
不安
ソフトバンクからとなると福田秀のトラウマがあります。
とにかく故障だけはしてくれるなよと、投げて打たれるのはまあ仕方がありませんが投げられずに終わるのだけは勘弁してください。
福田秀を壊したのが藤岡貴ってのが何とも言えませんが、そんなところでは平沢の打球に気を付けましょう。
気になる年齢は来季に34歳とベテランの域に入っていて、よってFA移籍でありがちな4年ではなく3年となっています。
そこはかとない不安がありますが実は美馬も33歳での移籍で石川柊は全く同じ、その美馬の当初の3年間は10勝、6勝、10勝とカモメ奮迅の活躍でした。
背番号
現役ドラフトで13が空きましたが、20が似合いそうな気がします。
巷では佐々木の代わりなんだから17でとの声もありますがさすがに露骨すぎて、ただロンダリングと考えれば無い話でもありません。
とは言え佐々木の契約は国際ボーナスプールが増額となる来年1月15日以降が濃厚で、兆が一の残留、メディカルチェックで重大な異常が発覚したみたいな、石川柊の入団発表は年内でしょうからそこで17を背負わせてしまうと激しく面倒くさいことになります。
ちなみに推しは54、黒木コーチがいるうちに誰かに背負わせたいです。
背ネーム
それよりも注目は背ネームのS問題です。
スリーイシカワーズで歩はいいですが慎吾が柊太と被ってさてどうする、歩をAにして柊太をISHIKAWAが据わりがよくあっても本人が申し出なければ球団が手を付けられるとも思えず、かと言って登録名を慎吾なり柊太なりにするのは止めてもらいたい、サブローですら拒否感がありました。
そもそも背番号があるのにファーストネームは必要なのか、全員がISHIKAWAでいいじゃない、そういうチームもあるはずです。
どうしてもファーストネームを付けるのであれば球界初の二文字、SH.ISHIKAWAでどうだ、発表が待たれます。
打ち止め
これで支配下選手登録は66人、新助っ投とトレードはあるにしてもシンプルな補強は打ち止めでしょう。
この勢いでモラルなし崩しに地元出身の上沢もといった欲もありますが懐事情に加えて枠が無い、69人で開幕を迎えるのはリスキーすぎます。
里崎に来季の優勝を逃したら総辞職だと突き付けれて怯えてなり振り構わずの上沢であれば、助っ投の一人と考えるしかありません。
それにきっとロッテ石川柊はロッテが獲ったと言うよりは巨人がまた選ばれなかったという論調で語られそうで、合意間近とのニュースになっているマルティネスを獲り損なったらプライドズタズタで必要が無くても意地でも上沢をになりそう、他人事としてまったり見守ります。