七回で終わりたい

今季はここまで9試合で39失点、そのうちの八回に14失点です。
九回も3失点で2試合連続サヨナラ負けを食らっていますし、大事なこの2イニングで4割を超える失点では借金を抱えているのも当然でしょう。
本来であればここを締めて勝つのがロッテの王道のはずが唐川、ハーマン、益田がピリッとせず、推しメンで期待をした小野も連日の右に倣えです。
ここを立て直せなければたまの発作を除けばただでさえの貧打線なのですからこういった試合が続くのは避けられず、メジャーでは昨季にダブルヘッダーでは7イニング制になんてニュースを見た記憶があり実際にやったかどうかは承知をしていませんが、楽天生命パークもまん延防止等重点措置で20時までの要請が出たらしいですし、49得点のうち八回以降は7得点でしかないことからしても、NPBも七回で終わりにしてくれればリーグ優勝が見えてきます。

不甲斐なくてごめん

デビュー戦に続いて鈴木は好投をするも、年俸の高い先輩たちの不甲斐なさでプロ初勝利はまたしてもお預けとなりました。
前回は50球あたりからボールがばらけ始めましたが今日は最後まで乱れることなく95球、七回でも149キロが出ていましたのでスタミナ的にももう1イニング投げさせてもよかったとは魔の八回が怖かったからで、その不安どおりでしたしそもそも援護点の少なさにはごめんとしか言いようがありません。
今日はとにかくストレートが走っていましたしそれを一回り目まで印象付けるいつもの田村のリードは中盤にはスライダー、実況はチェンジアップと言っていましたがスプリットのような変化球を投げ分けて、しかもどのボールでもストライクが取れましたので思いどおりに投げられたのではないかと思います。
自らの判断ミスで招いた無死一三塁のピンチも走塁ミスに助けられてからは5者連続三振と相手に行きかけた流れを引き寄せて、とにかく素晴らしかったです。
白星に指先がかかりながらも後続が打たれての引き分けにはけなげに「勝利投手が全てではない。自分はもっと内容にこだわって、次もしっかり頑張りたい」とのコメントには意識の高さを感じさせるとともに諦めのようなものも窺えて、先輩たち、もっと後輩を引き立ててやってください。
そして魔の八回、推しの小野が前日の汚名返上どころかさらに泥を塗ってしまい、次は誰に任せるかを考えるに吉井コーチは頭が痛いでしょう。
ただそもそも自分的な考えではリードをしているところで先発を代えた直後のイニングに流れが変わりやすいのでそこに一番いい投手をぶつけるべきで、昨季で言えば唐川ですし、現時点では誰も彼もが不安定ですがそれでもやはり唐川だったのではないかと、あそこでの小野には懐疑的でした。
吉井コーチはイニングでの役割を考えているのかもしれずその方が準備がしやすいという利点もあるのでしょうが、また小野を引っ張り上げたいとの思惑と期待もあったのでしょう、それでもこの試合を勝つことでもたらされるチーム、鈴木への勢いを考えれば悔いが残らなかったのはやはり唐川だったと思います。
そんな悔しさの中で益田が粘られながらも屈することなく今季初の三者凡退に抑えたのが、リリーフ陣のきっかけになってくれよとは精神論です。

早打ちならもちっと芯に

打線は僅かに1安打、岸に零封されたときと同じくやたら早打ちで加藤にプロ最長イニングをプレゼントしてしまいました。
それだけ加藤が一回りも二回りも上だったのでしょうしストライク先行で相手の土俵に引っ張り込まれたというところがあるにせよ、この加藤にしてやられるのは昨日今日の話ではなく、何を狙っているのかも分からずただファーストストライクに手を出しているようにしか見えなかったのはいつものことです。
また連勝中ですからスタメンをいじらないのはいいとしても1安打で実質9人野球は並べて終わりと言われても仕方がなく、せっかくの右打者は岡を守備固めで使って吉田、山口には出番無し、まさかとは思いますが週が明けても顔ぶれが変わらないようであれば「かわいそう」と他人事なのでしょう。
負けなくてよかったと言うよりは勝ちきれなかったもどかしさをどう次に繋げるか、昨季に6タテを食らわせたオリックスが手ぐすね引いて待っています。

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◆4月4日(日) 日本ハム−千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1分、14時、札幌ドーム、14,095人)

▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、小野、益田—田村
日本ハム 加藤、杉浦—清水、宇佐見

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