バッピと化す

入札でクジを外した荘司、そして小孫とルーキーに抑えられて、欲しかったウレーニャに打たれまくって地元出身の吉野にもタイムリーを浴びて、練習試合は結果ではなく内容重視であればなおさらにほとんど得るところが無かった大量失点での大敗です。
いやこれは酷い、楽天ファンは笑いが止まらなかったでしょうが現地に足を運んだロッテファンには地獄絵図でしかなく、お気の毒様としか言葉がありません。
ふるい落としというところではハッキリとしていて分かりやすくはあれどまだ2月下旬に入ったばかりで、エンドマークにはあまりに早すぎます。

鈴木"貴裕"ショータ

すっかりと藤岡貴二世の道を歩みつつある鈴木はストレートでぐいぐい押す姿勢はいいですが制球が定まらず高めに浮いたかと思えば打ってくださいとばかりに甘いところに入って3回6安打3四死球7失点と箸にも棒にもかからないピッチングは次のチャンスをもらえるかも怪しい大炎上でそのエンドマークが付いたかもしれず、先発だリリーフだという以前のレベルは投手生命に影響を及ぼしそうなマウンド上での怯えた表情はまさに藤岡貴を彷彿とさせます。
そんな申し訳ないながらも悪い例えとしてしまう藤岡貴にも先発でもリリーフでも輝いた時期があったのに鈴木はどうだ、ルーキーイヤーに佐々木朗の都合に押し出されての不幸はあれどあそこで乗り切れなかったのが全てなのか、登板前の「今季初めての実戦登板なので結果にこだわって投げたい」が虚しく響きます。
ダメなときはこんなもの、の佐藤奨も程度があるだろうと突っ込みたくもなり、構えたところにこなければどうにもならないですし植田もこれまた上ずる小野、廣畑をリードしきれなかったため責めるのは酷であれ田村には頭を抱える一日だったのではないかと、吉井監督も宮崎でやはり頭を抱えているかもしれません。
そんな中で小沼がさらっと四球はあれど無安打無失点でここまで順調に、昨季中盤以降の大失速から立ち直りの気配が喜ばしいです。

キャンプって何?

打撃陣はこうなってしまえばただ打つだけにしても練習試合であれば勝ち負けに関係なくアピールしたかったですが、いいところがほとんどありませんでした。
ルーキーにはそこそこ塁上を賑わすも藤原の牽制死、安田の三球三振、友杉の盗塁死と引き立て役となってしまい、安田に至っては悪送球のおまけ付きです。
腕が伸びきった構えからそれをしならせるようなスイングはポキッといきそうで怖さはありますが叩き込んだ山口の1点が精一杯、マリーンズアカデミー金武分校とばかりに若鷲にエキスを注ぎ込む醜態は何ともかんとも、いまのうちにいい夢見とけよ、そんな捨て台詞しか出てきません。
それにしてもキャンプって何なんだろう、それが終わった後に来日して一度のシート打撃で実戦出場のポランコはその結果がどうよりも姿勢としてそれを許すのがどうにもこうにも、そのうちに「石垣島ではなくフロリダで調整してチームに合流します」なんて日本人選手が出てきてもおかしくはない治外法権です。

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楽天 2 1 4 1 6 0 1 2 X 17 17 0

◆2月18日(土) 楽天−千葉ロッテ1回戦(楽天1勝、13時、金武、不明)
▽勝 小孫 1試合1勝
▽敗 鈴木 1試合1敗
▽本塁打 ウレーニャ1号(鈴木)、山口3号(宮森)

▽バッテリー
千葉ロッテ 鈴木、佐藤奨、小沼、小野、廣畑—田村、植田
楽天 荘司、小孫、鈴木翔、宮森、内、津留崎—太田、堀内

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