最多勝へまず1勝

最多勝に向けてまず1つ目を勝ちました。
佐々木朗が今季初登板を6回1安打11奪三振無四球零封と見事なピッチングで空振りでの二桁奪三振は自身初とのこと、文句の付けようがありません。
立ち上がりに抜け気味のボールがあったものの164キロなど160キロ台連発の初回から以降は抑え気味に150キロ台後半となったストレートでカウントを整えて最後はフォークで決めるという王道スタイルがこれでもかと、70球が目処とも報じられましたが80球に付け入る隙はほとんどありませんでした。
例によって打線の援護がしょぼく走塁ミスなどもあってヒヤヒヤはそこが最多勝への最大の関門となりそうな、ロッテで投げるには逃れられない宿命です。
それにしても高めにボールっぽくても思わず手を出してしまうストレートの伸びも素晴らしかったですが清宮の腰砕けなどフォークが冴え渡ったのは10メートル超の風で多投するとは思いましたがここまでとは、ZOZOマリンの申し子として地元メインで回していきたくもなります。
これで食らった3タテを食らわし返してしかしまたしてもバッテリーミスがあるなど相手に助けられただけでもあり、浮かれてばかりもいられません。

待望の中継ぎ左腕誕生か

球数制限で佐々木朗が六回までであれば七回から坂本、小野、澤村と予想しましたがおそらく打順の並びで小野と坂本が入れ替わって、そして八回の追加点でこれまでだったら投げさせたであろう澤村をきっと回避した西村が古巣相手に三者凡退で締めくくりました。
小野は追い込むまではよかったですがそこから攻めきれずに苛立ちのようなものも見て取れて、もっとも松本のセカンドゴロで二塁走者の万波が戻りかけるなど中途半端な動きを見せただけにサードに送球していれば刺せたような気がしないでもありません。
そしてプレシーズンからアゲアゲの坂本が右打者の谷内には上手く運ばれましたが角中ヒット的なものでしたし左打者はきっちりと抑えて、キャリアハイだった一昨年は右打者を1割台に抑える一方で左打者には3割超だったのとは真逆なまだ分母が小さいながらも左キラーぶりを見せてくれています。
適当に荒れながらも四球で崩れる気配があまり感じられないのはパセの野球の違いなのかもしれず、このままはまってくれよと願います。

機首を上げて浮上せよ

坂本を継いだカスティーヨが浴びた痛烈なライナーをダイビングキャッチかつトスで封じた中村奨は、打撃でも3安打猛打賞とミスターお立ち台でした。
あまりの低空飛行に胴体着陸、もしくは墜落するのではないかと思っていましたがここからグイと機首を上げて浮上できるか、先制タイムリーツーベースは捉えた打球で風にも乗りましたが他の2安打はコースヒットだっただけにまだ予断を許しません。
好守というところでは初回の友杉が隠れたヒーローで松川の送球がベースに入った動きと逆方向に逸れてかつショートバウンドしたものを体を精一杯に伸ばしながら捕球してあそこで抜けていれば佐々木朗が躓いたかもしれず、初めて外野まで飛んだヒットも放って先日が4人であれば今日も呼んであげたかったです。
その友杉がショートスタメンで狂ったように打ちまくっている藤岡がスタメン落ち欠場は左対左を意識したものなのか、安田も連日の欠場ですしここは井口ロッテよりも徹底していくのかもしれず、藤岡などは逆方向のヒットが多いため対左腕を見てみたかったりもしましたが投手目線な思惑もあるのでしょう。
安田に代わってサードに入った茶谷はチャンスに凡退はありましたがヒットを放って打点も稼いで、今さらながら低いグリップからバットをぐるぐる回して前に倒してどこかで見たようなその挙動は井口っぽい、どうやらベンチはショートで起用するつもりがあまり無さそうなので打倒安田で頑張るのみです。
ちなみに負けていれば糾弾されたであろう岡、藤原らの暴走は積極性の裏返しとでも思うことにしますか、前向きに、ひたすら前向きにいきます。

荻野・・・

そして荻野がどうやら右太もも裏を痛めての途中交代です。
走塁中に痛めてのリタイアはこれまでも何度かありましたがここ数年は影を潜めていて、それがここにきて出てしまう37歳にはしんどい状況です。
ベンチ裏に引っ込んであまり時間をかけずの交代は無理をさせる必要も無いだろうとの判断でしょうが病院には明日に行くようで、しかし箇所が箇所ですので明後日に復帰どころかそれこそ前半戦絶望ぐらいの覚悟をしていた方がよさそうな、さて代役はどうする、パッと浮かんできません。
無難に岡を充てるのか二軍で3割の高部を引っ張り上げてのDHは舌の根も乾かぬうちに、なので同じく3割の平沢、あるいはダイナマイトか、答えは明後日です。

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日本ハム 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 3 1
千葉ロッテ 1 0 0 1 0 0 1 3 X 6 10 0

◆4月6日(木) 千葉ロッテ−日本ハム3回戦(ロッテ3勝、14時、ZOZOマリン、26,169人)
▽勝 佐々木朗 1試合1勝
▽敗 加藤貴 2試合2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、小野、坂本、カスティーヨ、西村—松川、佐藤都
日本ハム 加藤貴、井口—宇佐見、清水

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