さすがにきつい

こちらが美馬であっても相手が有原となれば厳しいのは分かっていましたが、ロッテを相手にすれば防御率0点台の有原に黒星は今季に4敗目のお得意様です。
週前半のロッテに則本昂、涌井、岸を突っ込んだ楽天は週後半のソフトバンクに塩見、石橋、瀧中で3タテを食らったために首位とのゲーム差が5.5まで開きましたからさすがにきつい、もちろん最後までリーグ優勝を諦めて欲しくはありませんがそのために無理にローテーションを崩すよりは月末の楽天との最後のカード、そしてCSが週後半に始まりますのでそこに照準を合わせた方がよさそうな、そういった自然体が思わぬ展開をもたらしてくれるかもしれません。
それが叶わずもCSに進出さえすれば今年は表ローテを第一ステージで消費することなく臨めますのでポストシーズンでソフトバンクには負けないジンクスは破れましたがここ2年の相性からすればアドバンテージが気にならずにいけるのではないかと、そこも視野に建前と本音の使い分けが必要と思います。

しっかし打てねーな

初回に幸先よく先制もその後は音無しで気が付けばひっくり返されている、いつものパターンで有原にいいようにあしらわれました。
藤原、前回に意識をしまくっていた安田を警戒していたぐらいで他の選手は眼中に無いような有原に、全く手も足も出ない高給取りたちという構図です。
中盤以降に走者を出しても井上と福田秀がきっちりと潰し、こんな福田秀であれば戻ってきた加藤にチャンスをあげたいですし、あまり気は進みませんがファーストでの菅野が戻ってくるのを待ちたくなる井上はあのスイングではダメだろうと思ったとおりの結果にはため息しか出てきません。
たかが5打数ノーヒットでスタメンを剥奪された西巻の代わりの福田光も2打席でお役御免の代打角中がゲッツーを食らい、今日は上限を引き上げてから初のソールドアウトで今季最多のスタンドを埋めたロッテファンにはお気の毒様としか言いようがなく、一転して予備日の明日は今季最少の予感があります。
この不甲斐ない、頼りない打線をバックにプロ初先発の古谷がどういったピッチングで、何を学ぶのか、ロッテのいろはは20歳の若者には酷すぎます。

清宮に四球はないだろ

立ち上がりの美馬からすれば6回途中のKOは想像もできず、それもこれも清宮を歩かせたのが地獄の一丁目でした。
なぜかロッテ戦では打っている清宮ですがあれほど慎重な攻めが必要とは思えず、次の回も歩かせてしまえばイニング途中での交代も仕方なしです。
逆転打は打った宇佐見を誉めるしかありませんが足がついてこなかったか腕だけ伸ばして弾いた中村奨のエラーからガタガタ崩れたのも美馬らしくはなく、また近藤にあれだけ素晴らしいピッチングができながらも西川、平沼に連続四球で押し出しの陳冠宇も対左打者の仕事ができませんでした。
考えてみればチーム打率、防御率、ホームラン、得点ともに劣っている日本ハムに勝ち越していたのは相手のミスにつけ込んでいた、はそれはそれで一つの勝ち方ではあるものの、点差が開いた終盤のワイルドピッチの1つだけでは足りないのが今のロッテの現実、それを思い知らされたといったところです。

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日本ハム 0 0 0 0 4 1 0 0 0 5 9 0
千葉ロッテ 1 0 0 0 0 0 0 1 0 2 6 1

◆10月18日(日) 千葉ロッテ−日本ハム23回戦(ロッテ13勝10敗、13時、ZOZOマリン、13,219人)
▽勝 有原 18試合7勝8敗
▽S 宮西 45試合2勝1敗6S
▽敗 美馬 17試合9勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、陳冠宇、東條、フローレス—田村
日本ハム 有原、堀、玉井、宮西—宇佐見、清水

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