一面を飾るには

51年ぶりの快挙ですから、マジックが点灯した翌日にはスポーツ紙の一面を飾りたいです。
昨日に勝っても櫻井&相葉のW婚にかき消されたでしょうし、今日に勝っても総裁選に押し出されたかもしれません。
そう考えれば明日が絶好のチャンスで負ければゲーム差ゼロに迫られるところでの感動の勝利となれば、こぞって各紙が一面にしてくれるでしょう。
昨日今日とお休みで明日は行く自分にとっては点灯を眼前で見られるのであれば喜ばしく、もしや取って置いてくれたのかと、それぐらいに、そうとでも思わないとやっていられない惨敗はあまりに酷すぎて、不可解な継投に大量ビハインドでも実質9人野球は吉井コーチと井口監督は信念に基づいた起用で満足かもしれませんが、それを見させられるこっちは堪りません、凝らなくてもいいのでシンプルな野球が見たいです。

なぜあそこだったのか

美馬は立ち上がりからコントロールがままならず、見るからに調子が悪かったです。
昨日に懲りたのか吉田正シフトを止めましたがシフトを敷いていればのコースにヒットを打たれて、逆にモヤにはシフトを破られる不運もありました。
それらを差し引いても初球の入りが甘くあっさりと先頭打者を出して毎回のように得点圏に走者を背負って、バントミスに助けられるなどしましたが四回までの無失点がむしろ意外すぎて、だからこそ本人としては粘っているとの思いがあったかもしれず、五回途中での交代は悔しかったでしょう。
しかし2試合連続二桁失点のときもそうでしたが打たれ出したら止まらない症候群があるだけに仕方がないところはあり、それであれば無死一三塁がタイミングだったのではないかと、三振を奪った直後のそれに美馬のあのリアクションは意思疎通の欠如にも思えます。
それで東妻を待たずにマウンドを降りたのは感心しませんが心情としては分からないでもなく、試合後の大人なコメントは取って付けたような感じです。
同じ代えるのであっても唐川を突っ込みたかったですが、東妻を買っていて重用する吉井コーチはグラウンダーとしても評価をしているらしいのでゲッツーを意図してのものだったのでしょう、しかし紅林こそ打ち取りましたがモヤの打球は意に反して荻野の頭上を軽々と越えていきました。
それで終わらずに悪癖の歩かせる、ボール先行でストライクを取りにいったところを痛打される、で傷口を広げて、継いだ田中もその流れを止められません。
さらには田中に2イニングを投げさせながらも小野はそうせずにハーマンでもなく九回の唐川は悪い流れを断ち切って明日に繋げたかったのかもしれませんが、その唐川が大炎上で41球も投げてしまい明日は無理となれば手札から一枚を欠いて、やることなすことの全てが裏目に出てしまったように思えます。

昨日は山崎、今日も山崎

それもこれもこういった展開にロングができる要員を入れていないのが理由の一つで、こんな展開でも使わない小川よりもフローレスでしょう。
昨秋を思い出させるような不振の打線は藤原を外すなどいじってはいますが数字がそのときの調子を表しているわけではないにしてもスタメンに1割打者が4人はしょぼすぎますし、このぐらいの数字であれば井上や福田秀であっても残せそうな、しかし両選手ともプレーができない状態ですからそれ以前の問題です。
それでもその1割打者がチーム6安打のうち4本を打つのですから何という皮肉か、そして加藤のプロ初アーチが空砲となったのが哀しすぎます。
おーい、お茶の山口の拙走でチャンスを潰したかと思ったところからの一発で乗り切れないのが今の打線で、他のチームには打たれているのにロッテ戦だけには好投する山崎颯にプロ初勝利を献上してしまいオリックスに勢いが付いてしまいそう、田嶋が四球で崩れなければ明日も厳しい戦いになるでしょう。
それでも打たねば勝てませんのでレアードがガツンと一発、そうすれば脇役気質な選手たちも活気づくでしょう、初回に先制スリーランをお願いします。

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オリックス 0 0 0 0 6 1 3 0 5 15 21 0
千葉ロッテ 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6 2

◆9月29日(水) 千葉ロッテ−オリックス21回戦(オリックス9勝8敗4分、17時46分、ZOZOマリン、9,567人)
▽勝 山崎颯 7試合1勝2敗
▽敗 美馬 18試合5勝6敗
▽本塁打 加藤1号(山崎颯)、モヤ10号(東妻)、吉田正21号(田中)

▽バッテリー
千葉ロッテ 美馬、東妻、田中、小野、唐川—加藤、田村
オリックス 山崎颯、海田、吉田凌、村西、K-鈴木—伏見

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