降ってわいた三人目の石川です。
最初の一文は機関紙がちょっとだけ読点の有無が違いますがそれ以外は四大紙の全てが一言一句違わないのでソースは同一でしょう、未明に一斉の報道ですからおそらく球団が何らかのリークをしたのだと思われ、それにしてはこの手のニュースにありがちな名も無き球団関係者との記載がありません。
ともあれ佐々木の穴を埋めるに最適なのは確かではあって、獲れるなら獲って欲しい、しかし立ちはだかる壁は高く、そして厚いです。
争奪戦
ここまで興味を示していると報じられたのはヤクルト、巨人、オリックスで、これに残留を求めるソフトバンクにロッテが加われば5球団の争奪戦です。
巨人は甲斐、大山に注力して優先度が下がってこぼれる可能性はありますがそれにしても倍率が高い、よって条件もうなぎ登りでしょう。
Cランクながら今季が1億2000万でオリックスが3年5億4000万の単年で1億8000万はあっと言う間に2億の大台に乗りそう、そうなればロッテが太刀打ちできるとも思えず、枠も足りませんがそこは佐々木が居残ったと思えばまだ帳尻合わせができるにしても、無い袖は振れません。
思い込み
ZOZOマリンでの石川の数字がいいことでそれが後押しになるとの向きもありますが、しかしそれは勘違いかもしれません。
石川が武器とするカーブは風で効果を増すかもしれませんがそれで抑えたとは思い込み、単にロッテ打線が相手だからとの疑惑も拭えません。
つまりはお客さんのロッテを味方にしてしまうとどうなるか、今季の援護率6.10は望むべくもなく、石川にとってこれは得策ではないでしょう。
静観
そんなこんなで松本球団本部長なり実名のコメントが出るまでは、はい、ぬか喜びでの落胆を避けるためにも静観です。
佐々木ポスティングに憤慨するロッテファンのガス抜きを目的としたリークであれば思う壺ですし、瓢箪から駒が出たらそのときに喜ぶことにします。
ソフトバンクに残ったら出番が約束されず巨人はそれどころではなくヤクルトは成瀬、大引の失敗で茂木とのW獲りに踏み込めず、オリックスとの一騎打ちを制するのが理想ですがそもそも参戦するかも定かではない、参戦したとしても「一番うちに来てほしい」に「佐々木の代わりは君しかいない」の誠意が響くかどうか、さらには金ではないと建前で言ってはいても最低ラインはあってチーム内バランスを崩してでもとの覚悟が無ければ話になりません。
逆効果
もし予想どおりのリークでそれが口先介入でしかなければ、佐々木のあれによるファンの憤慨が一瞬は治まっても逆効果になるでしょう。
最低でも交渉のテーブルにはつかないとね、そして他に見劣りしない条件提示をしないとね、形ばかりであれば取り返しのつかないことになるかもしれません。
里崎の恫喝に怯えて重い腰を上げたと思いたい、思わせてくれ、投資できる余裕はロッテファンの血税で積み上げたはずです。