これが四番の一発

これが四番の一発!の絶叫は幕張の奇跡のときの「どうなんだ、入った~」と同じで耳に馴染む、御用達の実況が誰かを承知していませんでしたが調べてみたら吉田アナっぽい、おそらくはビジネスファンではない生粋のロッテファンで昔語りもたまにあります。
もどかしい試合ではありましたが山本のプロ初、二打席連続アーチを見られただけでも現地に足を運んだファンにはチケット代の価値があったのではないかと、羨ましい、さらにはサヨナラ勝ちで二度美味しい、最下位決戦を制して気持ちよく週明けを迎えられるでしょう。
やっぱホームランは野球の華、醍醐味、甘いボールではありましたが思いきりよく振り抜いてこその上段、そして弾丸ライナーは待望久しい和製大砲の誕生を予感させて絶対に育てなければならぬ、起用が遅れた感のある吉井監督には今後に何があっても我慢で償いとしてもらいたいです。
そう、宗山が打席数で抜けていますが次ぐのは寺地、山本でずっとスタメンなら規定打席に届く、田中晴と寺地が目立っていますが実は山本にも新人王の資格があって20発を打てば夢じゃない、田中晴は二桁勝利、寺地は3割と誰が選ばれてもおかしくない残り84試合を期待します。

足で勝つ

派手な花火とは裏腹に、決勝点は高部の足がもたらしたものです。
今週は2カードとも勝ち越して直近の3勝はいずれも5-4のスコアで、藤原の神の手、ヘッスラ、そして高部の好判断と金子元参謀は口あんぐりでしょう。
どれもこれも得点圏に走者を進めていなければもたらされず主導しているかは不明ですが明らかにサブロー頭になって野球が変わっていて、巷では来季にサブロー監督が濃厚なんて記事が出始めて、タブロイド誌だけどね、これで序盤のバントがあれば完璧です。
でもトップに立たせるよりは福浦監督、サブロー頭の体制の方がよいかもしれない、どうあれ四番までの固定とともに雰囲気が違ってきました。

何が正しい?

高部の好判断は裏を返せばヤクルト守備陣のミス、無死一塁で愛斗のバントにサードががら空きでした。
先日にこちらも似たようなのがありましたが何が正しいんだろう、サードに転がったかもしれず北村がチャージをかけるのは正しくオスナもチャージでよって山田はファーストのベースカバーに伊藤はセカンドに、であれば一塁側に転がった時点で北村がすぐに戻らなければならなかったのでしょう。
巷では北村叩きで盛り上がっていてしかしセカンドで刺せないとなった時点で伊藤がサードに走るべきとも思えて、もし北村が処理していればそれしか無いです。

こちらも、ね

こちらにもミスと言いますか、ため息なプレーがありました。
山本の二発目で勝ち越して一死後に岡のツーベースで藤岡、二番のときと同じくなでるようなバッティングでポップフライです。
繋ぐ野球ができないのがやっと分かったのか二番を剥奪して下位に置いて、そういう意味では振るだけの藤岡らしくはあれどキャプテンがオフに大型契約を望むならあれじゃ話になりませんし、このままでそれを許す球団であれば第二の中村奨を生むことになるでしょう。
同点に追い付かれた直後の無死一塁で藤原に送らせないのも何なんだろう、もし負けていれば「あそこが」と指摘されるポイントでした。

遠い白星

ボスは6試合ぶりに援護点をもらいましたが7回途中を6安打4失点、白星が遠いです。
いきなりツーランを浴びるもピッチングとして悪くはなく、リリース後に体が流れがちで力んでいる感はありましたが、とにかく七回がもったいなかったです。
気持ちいつもよりコントロールがばらけてはいたかな、とは言え4点目は不運な内野安打で小野が失ってボスがダメピッチだったわけではありません。
とりあえずは無援護が止まって次も援護があると信じて、交流戦最後のカードで終わりよければ全てよしといきましょう。

あそこかぁ・・・

気になったのは継投のタイミングです。
87球での七回続投は今週のリリーフ陣の過負荷を考えれば妥当でしたが伊藤に、またしても伊藤に打たれたところで、もしくは並木が送ったところでの交代はあってよかったかと、そこを投げさせてサンタナを渾身の三球三振に切って取ったのにハイ、それまでと代えたのはビックリでした。
100球近くなったのが理由ではなく先制アーチを含むマルチの内山が理由であれば分からなくもないですが、ここまでの見殺しを考えれば追い付かれるまではボスに任せるが納得感的に、あと一人ぐらい投げさせてくれよと、結果として白星が消えてわだかまりが生じても当然でしょう。

次々々監督

宇宙人的なしゃべりに指導者としては難しいと考えていた角中ですが、実は適任かもしれません。
若手に対して厳しいコメントを発する稀有な存在で、今日のお立ち台でも自らの決勝打を引き立てるための前菜にしても藤岡のヒット、愛斗のバント、高部の走塁を讃えてああいったヒロインができるのは角中ぐらいでしょう、球団には次々々監督ぐらいにリストアップしてもよいと思います。
元気いっぱいの山本は失言だけは気を付けてね、めっちゃ奔放なので、あとスベりそうではある、そんなヒヤヒヤを今後も何度も見せてください。

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◆6月15日(日) 千葉ロッテ−ヤクルト3回戦(ロッテ2勝1敗、14時、ZOZOマリン、27,599人)
▽勝 中森 19試合2勝2敗1S
▽敗 清水 15試合2敗
▽本塁打 内山3号(ボス)、山本5号(高橋)、6号(高橋)

▽バッテリー
千葉ロッテ ボス、小野、鈴木、中森—寺地
ヤクルト 高橋、大西、星、清水、田口—古賀

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