サイ・ヤング賞投手のバウアーは言うに及ばずボスだって207試合の実績があるメジャー同士の投げ合いは、ノーガードでの殴り合いとなりました。
メジャーらしいと言えばらしい、こういった大味な試合展開は珍しくもなく、打ったのは日本人だけどね、結局は最少得点差のおまけ付きです。
しっかし見に行った試合だけ負けるという、今季は大丈夫だと思っていた疫病神ズから再入会届が届くかも、気が付けば観戦成績がヤバくなりつつあります。
とりま残すところあと1試合はまた空模様が怪しい予報ですがよほどでなければやるはず、眼下の広島に勝ち越しているため負けたとしても上位6チームがパシフィックに揺らぎはないにしても貯金ありで終わりたい、サモンズになる気がしますが、終わりよければといきましょう。
お付き合い
ボスは大量の援護点をもらいながらも4回8安打6失点、バウアーにお付き合いしてしまいました。
ダイジェストしか見ていませんが打たれたのは当然のように甘い、高いボールでコントロールに苦しんだとのコメントもあって船橋も強風でしたが横浜も、とは言え幕張を本拠にしていればそれは理由にも言い訳にもならず、あまりに残念すぎます。
ただ西川のやらかし、やらかしだよなぁ、最後に身をよじってはいましたが藤原が邪魔で視界を遮られたっぽくはあっても蹴飛ばしをプラスして寺地の悪送球もダメ押してボスには気の毒ではある、ここまでの不憫さを考えれば自分だったら五回は投げ切らせたかな、76球で球数としてはいけました。
こつこつ、ボン
継いだ八木がしくじったためなおさらに、あれだったらボスの続投と大して変わりません。
八木はこつこつ積み上げてボンと大量失点の繰り返しで、16試合で失点は4試合ですが2、2、3、3とどれも複数失点で分母が小さい中継ぎには痛手です。
防御率6.75から5試合連続無失点で4.72まで改善したのに一気に6.28と戻してしまった、筒香で止められずさらに2安打で失点したのがきつすぎました。
抑え捕手田村
残り4イニングを小野、横山、鈴木、中森かと思いきや、横山がイニング跨ぎでした。
2四死球を与えるもキレッキレだったらしい、次も先発起用だったはずがリリーフ陣の崩壊で戻されて、先発も足りないんだけどね、一方で木村が先発に回される流れで中森が守護神と中盤をロングしていた二人が抜けたことで横山には穴埋めでもないですがそこを求められているのかもしれません。
そして鈴木、中森がビシッと締めて田村のリードが記事になっていますがそういうことなのかな、一定の縛りがあってリードの自由度が高いとは考えていなくて抑え捕手田村にどれほどの意味があるか疑問ではありますが、寺地の負担を軽くする点ではいてくれると助かります。
嬉し恥ずかし
打線は6月下旬にして嬉し恥ずかし今季初の二桁得点、最多18安打と打ちまくりました。
三浦監督は口が裂けても認めないでしょうが負け濃厚と石田裕を引っ張りすぎたのがバウアーを代えるタイミングが遅れたのよりも間違いだったかな、DeNAとしては交流戦最終戦で中継ぎを温存する必要は無かったですし、こちらとしては四回、五回の追加点が美味しかったです。
マルチが6人とお祭り騒ぎでまさにオリオンズ、打つけど打たれる、でも昨日みたいな試合に比べればもし逆転負けを喫していても盛り上がるところがあってマシ、悔しさはひとしおだったにしても、零封負けを食らうよりは金を払って時間をかけてよかったと寝付きがよいはずです。
池田は?
そんな打ちまくった面々の中に、池田はいませんでした。
ベンチ入りメンバーに名前はありましたが最後まで出て来ず、著しく調子を落としているわけでもなく気になります。
先日にソト、昨日に岡と代打を出されて怪我とまではいかずもどこぞの具合が悪いのか、池田を含めた四番までの固定が希望の光で明後日が心配です。
やはりスタメン落ちの藤岡は代打で三球三振とこちらも明後日はどうなるどうする、代わりの小川が開幕戦以来のマルチ、今季初の3安打猛打賞でした。
山本が毒牙に
変化というところでは西川が4安打と実はプロ初の猛打賞、岡や高部がもうひとつで起用が増える流れです。
サブロー頭、もしかしたら次期監督が高く評価しているのも西川には追い風になる、同い年で同じ右の外野手の山本がブレイク中なのも刺激になるでしょう。
その山本は交流戦2位となる5発目を叩き込んで8発、19打点はチームの二冠、昨季は二軍の二冠で順調に階段を上って来季はリーグの二冠といきたいものです。
懸念はバウアーに名前を覚えられてしまった可能性が高いことで、前回の来日直後に二軍戦で放り込まれたのを思い出したかも、SNSで「日本にメジャー級の打者がいるぜ、二回もやられちゃったよ、ハッ」なんて書き込みをされたらメジャーのスカウトたちが殺到してしまいます。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
千葉ロッテ | 5 | 2 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 18 | 1 |
DeNA | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 12 | 1 |
◆6月22日(日) DeNA−千葉ロッテ3回戦(ロッテ2勝1敗、14時1分、横浜、33,743人)
▽勝 横山 14試合2勝1敗
▽S 中森 21試合2勝2敗3S
▽敗 バウアー 14試合4勝6敗
▽本塁打 山本8号(バウアー)、藤原3号(石田裕)、筒香6号(八木)
▽バッテリー
千葉ロッテ ボス、八木、横山、鈴木、中森—寺地、田村
DeNA バウアー、堀岡、石田裕、颯、伊勢、ウィック—松尾