開幕一軍を考えてみる

さすがに春の嵐には抗えずに佐々木朗のプロ初先発は流れてしまい、どうやら来週に練習試合で代替するようですがそこにスライドするかは不明です。
そんな試合が残っていますがもう来週末には開幕ですから、それを待たずに開幕一軍メンバーを考えてみました。
昨季に続いてコロナによる特例で一軍は31人、ベンチ入りは26人、そのうち外国人選手は一軍が5人でベンチ入りが4人の前提としています。
選考理由はとにかく結果、数字だけでは語れないものもありますが実戦重視で試合を重ねてきたのですからそれに勝る材料はありません。
そして並べてみれば野手が顕著ですが選択の余地が無く、松中塾生が注目を浴びて顔ぶれが揃ったような気がしていたのは思い込みでしかありませんでした。
ちなみにここで挙げる数字は前回と同じく手勘定ですので実際のものと差異があるかもしれず、これと言った他意はありませんのでご容赦ください。

河村は見送り

【投手】美馬、二木、唐川、東條、鈴木、小野、ハーマン、小島、岩下、田中、本前、益田、土居、フローレス

投手は延長戦が無いこともあり13人と迷いましたが、野手に比べて選択肢が多かったので14人としました。
ただし地元開幕カードとなる2カード目に先発するであろう3人は万が一を考えてか通常は外して都度の登録ですから、11人でのスタートになるでしょう。
先発ローテーションは二木、美馬、鈴木、小島、岩下、本前の6人で、本前の指先が心配ですが問題なければここに異論は多くないのではと思います。
守護神は益田、勝利の方程式に唐川、ハーマン、小野で10人ですからあと4人、中継ぎに左腕が一枚は欲しいですが松永、山本大、永野、成田はいずれも落第で中村稔は二軍の開幕戦に投げてあくまで先発のようですから無理に選ぶ必要もないでしょう、東條、田中、土居、フローレスを選んでみました。
河村は迷いましたが土居と被るところがありますし、最後に立て続けに失点したこととロングリリーフもできるフローレスを優先した次第です。

吉田に桜咲く

【捕手】田村、吉田、柿沼

捕手は3人です。
春季キャンプの時点では佐藤都への期待が高く外れることはないだろうと思っていましたが、しかし肝心のバッティングが23打数2安打と1割にも届かなければ22打数8安打.364で出塁率も4割を超えてしかも右打者の吉田を選ばない理由が無く、懸念があるとすれば吉田に対する井口監督の厳しい当たりでしょう。
しかしここまで数字に差があれば大丈夫ではないかと、基本は田村と柿沼の二枚体制で第三捕手には打撃優先でしょうし、万が一の捕手として吉田にはキャッチングの拙さがありますが未知数の佐藤都に比べればまだ安心感が、また佐藤都を捕手として育てるのであれば浦和で経験を積ませた方がよいと考えます。

井口監督には忖度しない

【内野手】藤岡、安田、中村奨、平沢、小川(西巻)、井上、山口

内野手は7人、井口監督には忖度しません。
70打数15安打.214の安田が悩ましいものの練習試合、オープン戦の全てに出場して代わりになる選手を試していないことでの消去法的な側面は否めず、一年を超える我慢は百害あって一利なしと考えますしどうかとも思うのですが、出塁率は3割を超えて最後にまくった4安打猛打賞をきっかけにしてもらいたいです。
外を攻められて失速気味の山口はやはり全試合出場で77打数21安打.273と悪くありませんし三振が13と多いですが10の四死球で出塁率が3割5分を超えていますので開幕四番を任せたく、ルーキーではないプロ未出場のそれは話題にもなりますので井口監督もそうするのではと思います。
注目のショートは不幸にも小川が間に合わないようであれば代わりは練習試合では4打数2安打とほとんど出番をもらえませんでしたが教育リーグでは16打数9安打と打ちまくっている西巻で、17打数4安打の2割ちょいながらも出塁率は4割を超える福田光もいいですがそこは右のアドバンテージです。
福田光は平沢との天秤ですが五十歩百歩で最近の出番からして平沢を、レアードはさすがに1試合2打席での出たとこ勝負は無理筋ですしユーティリティとしての三木も出番が少なすぎて選外に、本来は茶谷を絡めたかったのですが消息を絶って久しいのでこればかりは仕方がありません。

意外に人材不足

【外野手】荻野、藤原、岡、菅野、高部、和田、マーティン

激戦のはずの外野手ですが7人を選ぼうとしてみると、意外に人材不足です。
安田、山口とともに三人だけの全試合出場の藤原は80打数15安打で2割に届かず安田を上回る20三振、13四死球で出塁率が3割を超えていますがここにきて荻野と入れ替わっての二番となったのは必然でしょう、しかし我慢の対象でしょうし他に代わる選手がいません。
菅野も2割ちょいでしかありませんし11打数1安打で1割にも届かない角中は3割を打っている高部と比較すれば無理難題、根拠も無くやってくれるのではと期待をしていた福田秀は影も形もなく、昨季に続いて狂い咲きで41打数15安打.366でチームトップの3発12打点の岡を今季は上手く使ってあげたいぐらいです。
どうせ使い切れないのだろうからここから一人削って、延長戦は無くとも春先は先発の目処を六回とすれば中継ぎ陣はフル回転でしょうからそこに河村を加えた投手15人でもよいかもしれず、そこをどうするかで今季に目指す野球の方向性が見えてくるかもしれません。

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