こんなこともある

自身最多の3被弾で6回5失点、それでも約二ヶ月ぶりの勝利は7勝目です。
藤岡貴が3年足踏みをしてキャリアハイで終わった6勝を超えて、そしてやはり二木が3度の足踏みだった7勝に並びました。
まだ5試合以上の登板機会がありますので一気に二桁勝利までいきたい、反省は必要ですがこれまで白星を消されてきたお返しですのでよしとしましょう。
マメの状態もこれだけ投げられればそこに問題は無く、160キロ台はありましたが150キロ台半ばが大半だったストレートですので疲れもあると思います。
それでも打たれたボールはまさに失投ですので力負けをしたわけではなく、被弾もそうですが与四球が増えてきたのも超えなければならない壁は通過点と考えれば前向きにもなれますし、中盤戦までの勢いでとんとん拍子にいくほど甘い世界ではないと佐々木朗にはいい薬にもなります。
今日はストレートとフォークしか投げていなかったような、ほぼその2種類が大半ではありますがそれでもスライダー、カーブもありますので松川がどう考えてのものだったのか、各打者ともゾーンに入ってきた最初のストレートを迷わずに振りにきていただけにそこは気になりました。

新勝利の方程式

継投は唐川、ゲレーロ、オスナの新勝利の方程式でした。
唐川が戻ってきたのがとにかく大きい、佐々木千と国吉がまだまだですのでブランクも長かっただけに心配していましたが、安田の好守に助けられたり捉えられた打球もありましたがカットボールの揺らぎ無し、分母が小さいので難しくはあれど防御率1点台をキープできれば最高です。
ゲレーロも全体的にボールが高めでしたが浮いていたわけではなく、思わず打者が手を出してしまうほどの威力がありました。
そしてオスナはヒットこそ打たれましたが打ち取った打球のコースヒットでしたしスリーボールになっても簡単に歩かせない制球力はお見事、ここまで16回で僅かに1与四球とこれほどコントロールのいい助っ人は珍しく、そしてイニングを超える17奪三振と文句の付けようがありません。
まだ若いですし来季以降もこのまま守護神をお願いしたくもメジャーが手のひらを返す可能性があり、だからこそ東條も今日に二軍で復帰しましたので益田をバシッと再調整モードにした方がよい、とは片手で足りないぐらいに繰り返している主張です。

松川素敵だっ

打線は岸から5得点、らしからぬコントロールがばらけていた隙を突いての逆転勝ちです。
安田は甘く入ったチェンジアップを高々とライトスタンドへ、リーグ戦では今季初アーチで先制された直後に同点に追い付きます。
そして一三塁からの中村奨と荻野のダブルスチールは炭谷のセカンドへの送球が逸れたことで余裕のホームイン、いい点の取り方でした。
いつもであれば序盤に攻め立てるも中盤以降は沈黙の岸に対して無死一塁から荻野がゲッツーを食らうなどその流れになりつつあっただけに六回に岸のボールが暴れ出して満塁になったところで代えてくれたのも助かりました、岸のままだったらどうだったかは分かりません。
代わった石橋に安田が三振も菅野が粘って暴投で1点差、四球で再びの満塁にセオリーどおりに初球を松川が走者一掃の3点ツーベースは素敵すぎます。
なかなか引っ張れない打席が続く中で、真ん中やや低目のストレートを右中間は今できる最高のバッティングでしょう。
守っても抑え捕手制の廃止により最後までマスクを被っていい経験を積み重ねているのではないかと、お立ち台で「朗希さんがあまりよくない」と言ってしまって後でいじられるのではないかと思いつつ、その佐々木朗、石川、美馬以外にもじわじわと食い込んでいきたいものです。
面白くなかったのは茶谷への代打で結果的には菅野が踏ん張ってくれたのでよしとしても井口監督らしい、そして代打の一番手が菅野でマーティンがお呼びでないのであればこちらも再調整をさせればいいのに、上向く気配の無いレアードの五番にもげんなりでした。
和田が戻ってきたのは喜ばしくも準備無くのそれは打席に立たせるつもりが無いからでしょう、ちょっと戻ったかと思えば無気力の見逃しが続く中村奨、僅差なのであそこは一死でもバントかと思っていた小川の強攻などなど、何だかんだで5安打でしかなく、それで明日にロメロがカッカしないよう願うばかりです。

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◆8月19日(金) 楽天−千葉ロッテ18回戦(ロッテ9勝8敗1分、18時、楽天生命パーク、21,215人)
▽勝 佐々木朗 16試合7勝3敗
▽S オスナ 16試合2勝2S
▽敗 岸 18試合7勝7敗
▽本塁打 安田3号(岸)、茂木6号(佐々木朗)、浅村20号(佐々木朗)、鈴木大4号(佐々木朗)

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木朗、唐川、ゲレーロ、オスナ—松川
楽天 岸、石橋、酒居、鈴木翔、宋家豪—炭谷

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