柳の下に何匹もいない

うまい話はそうそう転がっていませんでした。
山本にこれで4試合4敗で防御率は0.87、それでも今日も6本もヒットを打って31回で24安打12四死球ですから完璧に抑えられているわけではなく、逆に言えば全盛期の田中将がそうだったようにここぞでのギアチェンジにしてやられているわけで、38三振がそれを物語っています。
井口監督は「繋がらなかった」と嘆いていますがそうではないでしょう、「決められなかった」と受け止めなければ繰り返されるのを避けられません。
それでも数字だけを見れば競った試合だけに悔しさ百万倍で、これほどの球界を代表するエースがいながら低迷するオリックス、どこかロッテに似ています。

さあ行け井上

零封されるんじゃね、の不安に1点を取りましたから頑張ったと言うべきか、しかしタイムリーは出ませんでした。
ロッテらしいイヤらしい点の取り方ができたとは思いますが、そこそこ塁を賑わせただけに寂しすぎます。
その1点はサード後方への打球にショートが捕球した隙を突いての高部のホームインで、快足を讃える声が多く聞かれますが讃えるべきは判断力でしょう、レフトの位置を見て捕るのはショート、捕れても捕れなくてもベースに戻ってからで間に合うと、そして滑り込むこともなくの生還です。
ここでたたみ掛けたかったですが盗塁死でチャンスを潰し、中村奨はマルチも八回のチャンスには三振、バッテリーの配球に屈しました。
材料は井上にヒットが出てマルチと勢いが付きそうなことで、守りでもファーストは井上を印象付けできたのではないかと、アジャの反攻に期待します。

小島は7敗目・・・

小島はまた勝てませんでした。
今日はゾーンの甘めに入りがちで8安打を浴びましたし山本を相手に立ち上がりの失点は致命的で、それでも5回2失点ですから敗戦の責を負わせるほど悪かったわけでもなく、佐藤都の好守に助けられるなどしましたが粘りのピッチングができたと言ってよいでしょう。
ただ中川、吉田正と同じ打者に続けて打たれての2失点がもったいない、もっとも2点目は無理を承知でグラブに一度は入れた荻野に掴み取って欲しかった、背走で打球の下に入り込みすぎて捕球に際して仰け反ってしまったので難しいプレーでしたが、荻野なら、とのちょっとした愚痴です。
そんな小島を72球で代えたのはなぜなんだろう、明日で一日空くので足りると考えたのかもしれませんが小野はともかくビハインドでの東條は止めてくれ、そしてゲレーロで決定的な1点を失うのですからしょうもない、先日にもビハインドで勝ちパターンを突っ込んで打たれるというのがあったばかりです。
挙げ句にゲレーロは危険球退場で、もちろん頭に当たったのですから心配ですがすっぽ抜けは明らかに激高する中嶋監督って何なんだろう、箇所の違いはあれどオリックスの与死球はリーグトップの棚上げくんはぶつけて上等の西武がぶつけられると暴れたのを思い出して、一番に暴れたのはやはりナカジマでした。
九回の攻撃中にベンチでニコニコして周りと会話する八木が映っていましたが、ひっくり返したら1球勝利だと囃されていたのかもしれません。

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千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7 0
オリックス 1 0 1 0 0 0 0 1 X 3 9 0

◆7月9日(土) オリックス−千葉ロッテ14回戦(7勝7敗、18時1分、ほっともっと神戸、24,748人)
▽勝 山本 15試合9勝4敗
▽S 平野佳 32試合2勝2敗20S
▽敗 小島 13試合1勝7敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 小島、小野、東條、ゲレーロ、八木—佐藤都
オリックス 山本、平野佳—若月

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